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漆喰が楽しい!ー準備編ー

夫婦でPodcast「ヤイヤイラジオ」を配信しているいっぷくです。古民家に引っ越して約半年。夏になり、気温も上がってきましたが日本家屋は涼しくて過ごしやすい!

DIYもやりやすい季節になったというわけで、とりかかったのは初めての漆喰でした。

漆喰とは

漆喰は、もとは石灰と言われていた建築材料です。

消石灰を主成分に、骨材、すさ(麻)、海藻のりなどを混ぜて作られています。土壁に塗ると、防水になり、燃えにくいので防火対策としても有効です。

最近はDIYブームが広がり、ホームセンターでもいろいろな漆喰が販売されています。そのまま塗るだけの簡単なものから、自分で配合してこねるものまで、種類はさまざまです。

一般的な漆喰は顔料を混ぜていない白漆喰。でも黒もあるの?色もつけられるの?と、まだまだ疑問もたくさんあります。

呼吸する壁・調湿効果あり!

漆喰は湿度を調節する効果がある建築材料です。

漆喰壁のことを「呼吸する壁」ということがありますが、湿度が高い時は湿気を吸い取り、乾燥しているときは水分を放出するそうです。

めっちゃ賢いやん!

湿度が天敵である古民家にはぴったり、ということですね。梅雨など、湿度が高い時期でもカビを抑制してくれるそうです。

燃えにくいので火に強く、火事が起きても火が燃え広がりにくくなるようです。もちろん、燃えたときに有毒ガスが出る心配もいりません。

一方、漆喰にはデメリットもあります。

真っ白い漆喰の壁は一度汚れると汚れが目立ちます。施工に手間と時間がかかるところもデメリット。さらに困るのはひび割れしやすいところではないでしょうか。

これから塗る予定の壁も、おそらく漆喰でしたが、すっかり汚れています。

デメリットも多い…とはいえ、一度塗ってしまえばメンテナンスの手間もかからず、なんといっても仕上りがいい!

憧れの漆喰の壁は、古民家DIYには外せません。

下準備はアクドメールで!

我が家で初めての漆喰に取りかかる場所は、母屋にある仏間の壁です。ここは、玄関から見ると、一番に目につくような、正面の部分。

もともと漆喰のような処理が行われていましたが、色もくすんではがれてきています。ここを新しく、真っ白にすれば母屋の大広間全体も明るくなるはずです。

さっそく漆喰の準備を…と言いたいところですが、漆喰を塗る前に、大切な下処理を行わなくてはいけません。

下処理なしで漆喰を塗ってしまうと、下地からでたアクで漆喰が黒ずんでしまいます。また、下処理剤は漆喰と下地の密着性を高めるので、ひび割れも防ぎます。

一般的な漆喰を塗る下地には、コンクリートやモルタル、砂壁や木材などがありますが、どの素材の上でも下処理なしで漆喰を塗ると仕上がりが悪くなるようです。

私たちが使った下処理剤は

アクドメール

下地からでるアクを防ぎ、砂壁などボロボロとはがれやすい下地をしっかり固めてくれるアイテムです。

アクドメールを塗る前に、壁をマスキングします。このとき活躍したのが、100均で売っているマスキングアイテム!

養生テープにビニールがついているので、簡単にマスキングができ、床や柱が汚れるのを防ぎます。

アクメドールの塗り方

アクドメールは、2度塗りが基本です。

まずはアクドメールの原液を水で2倍に薄めたものを刷毛やローラーで塗っていきます。古い漆喰がボロボロして、塗りにくい。ちゃんと固まるのか不安ですが…。

翌日、しっかり乾いた壁を触ってみるとカチンコチン!アクドメールが浸透し、下地も固まっています。

ここに、アクドメールの原液を再度塗り、2度塗り完了です。

次はいよいよ、漆喰です!

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