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老害化に気づく方法。
こんばんは。馬場ヤイリです。
普段は絵本や漫画を描いたり、ギター弾き語りをして暮らしています。
さて。
よく『流行りは繰り返す』っていうじゃないですか。
あれって誤解があるよねって話をしたいと思います。
最近ドラゴンボールやスラムダンクみたいなひと昔流行った漫画を令和の技術でリマスターしました!みたいなのが多いですよね。
よく言うと原点回帰。
悪く言うと使いまわし、みたいな。
当然の流れだと思うんですよ。
僕は30代のおじさんなのですが、子供のころに夢中になったアニメやゲームは大人になった今でも大好きです。
だからリマスター版で復刻したらやっぱりチェックしちゃう。
で、昔に流行った実績がある作品はやっぱり面白い!
なので一定の売上というかファンは獲得できると思うんです。
ただ、僕はどこかでこう思っています。
「やっぱり昔の作品は最高だな!」って思うこと自体が老いのはじまりではないかと……。
リマスター版や復刻版で喜ぶようなおじさんたちは、子供たちよりお金を持っています。
なので、それなりに客も集まるだろうし、モノも売れます。
ただ、供給側から言えば新たに獲得するファンの層としては『正しい』のか。
もっと言えば、受け取り手の僕らおじさん連中は、いつまでも思い出の作品を追い続けていていいのだろうか。
逆に、古き良き作品を追い続けてしまう僕のような人たちは、知らず知らずに新しいものを拒絶してしまっていないか。
この疑問符は常に持ち続けていた方が健全な気がするんですよね。
別に、ずっと最新の流行りを追い続けろと言っているわけでないんです。
ただ、自分自身の老化には敏感になっておかないと、老いていることにすら気づけない。
それってなんとなく嫌ですよね。
最初に述べた主張に戻りますが、『流行りは繰り返す』ってのは誤解な気がします。
ただそこにあり続けているのは、古き良き時代から抜け出せない人たちの存在。
そしてそういう人たちが一定のボリュームで存在するから、リマスター版や復刻版の売上が成り立ってしまうという現象なんだと思います。
スラムダンク、おもろいっすよね。
本日は以上です。
またお話しましょ。
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