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『怖がっていいんだ。でも、逃げない』
こんばんは。
馬場ヤイリです。
心って、何なんでしょうね。
筋肉は鍛えれば強くなりますが、心はどうなんでしょう。
心なるものを定量的に観測することは難しいですが、精神力は鍛えられますよね。
死線を潜ればくぐるほど、逆境に対しての免疫がつくじゃないですか。
それって精神力が強くなったと言えますよね。
いやね。
なんでこんなことを言い出したかというと、若い人たちがとても弱っちいなと思った出来事があったんですよね。
僕は30代半ばです。
自分が20代の頃につまづいたところで、今の若い社員もちゃんとつまづいているんですよ。
でね、僕の場合はなんとか目の前の問題に向き合ってきたんです。
もちろん嫌な思いや苦労をしながら。
ただ、今の子(という言い方は良くないですよね。ごめんなさい)は逃げちゃう人が多いなと。
どういう逃げ方をするかというと、叱られた事に対して「触れない」ようにする。
例えば…
僕「お客さんからクレーム来たよ!」
若手「すみません!すぐ対処します」
~数日後~
僕「あのクレームの件、どうなった?」
若手「すみません…まだやってないです」
僕「なんで!? あのときすぐやるって言ったじゃん!」
若手「はい…すみません」
僕「なんですぐやらないのに、すぐやるって言っちゃうの?」
若手「すみません」
僕「謝罪を求めてるんじゃなくて、理由を聞いているんだけど」
若手「……」
その後、無言…
若手3人くらいいるんですが、全員でこの現象があるんですよね…。
僕(先輩社員)が怖いのかな。それとも、本当に今の若者がそういう属性を持っているのかな。
もしくは僕の感覚が古くて、これが普通なのかな。
完全におじさんの愚痴になってしまっていますね。
ごめんなさい。
嫌なことから逃げることは確かに大事です。
嫌なことに向き合い続けて、心と体を壊したら元も子もないので。
『逃げる』ってのは、つまりずっと『解決しない』ってことなんです。
別に「ずっと解決しないままでいいや」って思える図太い人ならいいと思います。
ただ、図太い人ならそもそも逃げないじゃないですか。
逃げてしまうってことは、弱いってことです。(言い方が正しいかわかんないですが)
弱い人は、往々にして精神的ダメージを引きずってしまうパターンが多い。
向き合うことから逃げた結果、解決しない問題がそこに残る。
忘れることもできず、思い出す。
忘れたいのに、思い出してしまう。
背を向けたはずなのに、気づいたら向き合って苦しんでいる。
こっちの方がダメージがでかいってわかっていたはずなのに。
バイオハザード4の主人公レオンのセリフで、好きな言葉があります。
『怖がっていいんだ。でも、逃げない』
それが問題に立ち向かう正しいスタンスだと、僕は思います。
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