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癌(がん)になりました!その2

こんばんは。
馬場ヤイリです。

前回、精巣がんになったとご報告したわけですが、今回はその続報です。
といっても、特に物事が前に進んだわけではなく、僕の心のうちの整理の話ですが。

一応、長期入院になるので会社や実家、近しい友人などには病気のことを伝えました。

僕は30代男性なのですが、ここまで長期で仕事を休むことも初めてだし、おうちを留守にするのも初です。

がんになったことを伝えたときの相手の反応は、完全に二分化してて面白いなと思いました

「どうしてもっと早く医者に行かなかったんだ!」とか「なぜもっと早く異変に気付くことができなかったんだ!」と過去を責める人たちと、「すぐに手術ができてよかったねぇ」とか「ベッドが空いててすぐ入院できたのはよかったねぇ」とこれからのことに安堵する人たち。

これってその人の性格に由来することなんですかね。
僕としてはどちらも「僕を心配してくれている」ことには変わらないから、ありがたい話なんですが。

で、さらに面白かったのが、担当の医者が後者だったってこと。
何人ものがん患者を診てきた医者だからこそ、患者からどんな嘆きが漏れるかわかってるんでしょうね。
僕を担当してくれている医者は、こう言いました。

「過去のことを気にしてもしゃーないから!今からできる最善の治療をこれからやろう」

まったくもってその通りだし、そこに反論はありませんね。
きっと過去にベクトルが向いた質問が多いんでしょうね。
「だいぶ前からこの症状があって…」とか「いつから自分はがんだったのか…」とか。

でも、現状に手を打つのはこれからすることがすべてであって、ぶっちゃけ過去がどうだったかとかあんまり関係ないんでしょうね。

もちろん、いつからどんな症状があったかは、治療を行う上で重要な情報だとは思うのですが、がんの全貌は手術で切ってみないとわからない…ってことなんだと思います。

まあ、未来に目を向けろってことですね。
至極、ダルいことです。

ってことで、人生という名の僕専用の茶番劇がいつまで続くかわからないですが、まな板の上のコイだと思って切り刻まれに行こうと思います。

また報告します。

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