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がんになりました!その3手術編

こんばんは。
馬場ヤイリです。

前回に引き続き、精巣がんの治療経過をお伝えします。
入院期間は5日間。
2日目に片方の睾丸(キ〇たま)を取る手術をしました。
半身麻酔での施術でした。
ぶっちゃけ言って、すごく貴重な経験でした。
想像の10倍は痛かったけど!

手術がどんな感じだったか、備忘録的に記しておきます。
まず、僕が打った麻酔は、脊髄くも膜下麻酔という種類のもの。
背骨のつなぎ目に硬膜があって、そこに注射針をぶっ刺して、麻酔を注入する方法です。

手術台に運ばれた僕は、麻酔医の指示に従い、横向きに寝ました。
で、「エビのように背中を丸めてねー」と言われ、そのようにしました。

麻酔医の指が僕の背骨をなぞって、骨と骨のつなぎ目部分に爪をぎゅっと押し付けます。
おそらく注射針の刺す箇所をマーキングしたのでしょう。

そこからは早いです。
「ちくってするよー」の合図から1秒後くらいに、プスリ。
「だんだん下半身が温かくなってきて、感覚がなくなっていくからねー」
確かに、麻酔医に言われた通り足がポカポカしてきました。

んで、徐々にしびれたような感じになってきます。

「はーい、これで完璧。今つねってるけど痛みどう?」
僕は正直に答えます「普通に痛いです!」

そう、麻酔があんまり効かなかったのです。

麻酔医は首をかしげながら「おっかしいねー。年寄りならこの量で効くんだけど、若いから耐性が強いんだね!」と笑ってました。
で、別の個所にもう一発、麻酔注射をプスリ。

2本目でやっと下半身の感覚がほぼない状態になりました。
(施術1時間くらいのうち、麻酔であれやこれやしてたのが約40分くらいだったと思います)

そこから、執刀医にバトンタッチ。
「メス!」という古典的な医者の指示はなく、静かにたんたんと進みました。
肌に刃を入れられている感覚はあるけど、そこまで痛くない。
そこまで、痛くないんです。つまり、この時点で若干痛い(笑)

僕の受けた手術は、睾丸をひとつ切り取るというもの。
刃を入れる箇所としては、下腹部ひだりあたり。
そこに切り込みを入れて、睾丸を上にグイグイ押しあげて引っこ抜くという方法らしいです。(見てないからわからない)
玉袋を切るわけじゃないってことですね。

で、メスで切り込みを入れる分にはそこまでの痛みはなかったのですが、睾丸を上までぐいーっと押し上げるところがめっちゃ痛かったです!
だって言わばキ〇たまを押しつぶされてるわけですから!
一応、「痛いっす!」と悲鳴を上げてみたもの、「もうちょっとで終わるからね!」と続行。
普通に悶絶しながら、引っ張り上げた睾丸を切除。

麻酔が効いてても痛いって、すごいですよね。
よく野球選手が股間にボールをくらって悶えていますが、気持ちがわかりました…。
わかりたくもなかったけど。

ふう、書くの疲れた。
今日はここまで。
次は『術後、麻酔で動けない苦しみ&麻酔が切れてきた苦しみ』編です。


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