神様が微笑み始めた

今シーズン不調のチームに、復調のキッカケを与え続けていたチームだっただけに、前節のFC東京の大敗は、不安材料でしかない。

それでも、勝たなければいけない。残留するために、来シーズンもこの舞台に立つために。 

ブラボー。

藤田ジョエルチマがゴールを奪った瞬間、ポヤトスが吠えた。多くの徳島ヴォルティスサポーターも、歓喜に沸いた、待望の先制点だった。
先制点が奪えないと勝てないというジンクスもあるだけに、この得点は大きい。

ところが今シーズンの徳島ヴォルティスを象徴するかのようにジエゴの安易なファールからPKを献上。あっさりと同点に追いつかれると思っていた。

神セーブ。調子の上がり出した上福元が、キャッチで防いだのである。
今までの徳島ヴォルティスではない。そんな空気が流れ始めていた。

その空気は本物だった。エースの垣田が追加点をキレイなハーフボレーで決めてくれた。勝利を確信させるゴールだ。
今日は勝てる。それぐらい安定していた。交代をできないぐらい安定したように思う。

ジンクスみたいなものを、ひとつ破ることができた。このことは本当に大きい。

なぜなら次節戦う相手は、徳島ヴォルティスにとってはジンクスのようなチームだから。

湘南ベルマーレは、徳島ヴォルティスの壁になり続けた因縁の相手だ。今シーズンも残留争いの筆頭となる大きな壁となっている。

このジンクスも、突き破る時がきた。
さあ残り2試合、勝ち点6を積み上げて、神様に微笑んでもらうしかない。

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