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コーチングを受ける側の「違和感の正体」

「コーチングを受けてみませんか?」
コーチとして活動するに当たり、このような問いかけをさせていただく機会を増やしていますが、実はとても苦手な問いかけの1つ。今日は「苦手」と感じる違和感の正体について、考えていきたいと思います。

コーチングって何?

コーチングと言われて、みなさんはわかりますか?
・知らない人
・言葉は知っているけど何かよくわからない人
・知っているけど受けたことはない人
・知っているし受けたことがある人
・コーチを付け定期的に受けている人
知らない人から定期的に受けている人まで、様々かと思います。
私の肌感覚では、仕事をしている方だと多くの方は「コーチングね、知っているよ」と反応されます。ただ、コーチングを受けたことがある、或いは、コーチを付けて定期的にセッションしている人、となると、かなり少数な印象です。もっと言うと、コーチングを受ける人=意識高い系の人、という考えている方が多い印象があります。

コーチングは意識高い系が受けるもの?

本当にそうなのでしょうか。
私は、下記のような方にぜひ受けていただきたいと思ってます。

・子育てしながら家事も育児も仕事も、色々やりたいタイプの方
・日々の生活で「モヤモヤ、イライラ」が止まらず、怒ることが増えている方
・日々の忙しさになんとなく流されている方
・時間がなくやりたいがやれていないと感じている方
・○○すべき、で時間も思考も使っていて、自分のために行動出来ていない方
・もっとこうなりたい、未来の自分を変えたいと思っている方 

これは、半年前の私なんですが笑、意識高い系にもなりきれず、赤ちゃんや子どもを抱え、日々の生活にいっぱいいっぱいになっていました。そんな私がコーチングセッションを受けると同時にコーチングを学び始めたことで、様々な変化が起こりました。
全く意識高い系でなくても、日々の生活の「ちょっとの困りごと」をコーチと話することで、自分の「あるべき姿」を考えるはじめるきっかけとなり、今までとは違う視点から生活を送れるように変化していきます。

コーチングを受けるのがイヤ!

私はコーチングを学び始めたタイミングで、マイコーチにセッションをお願いしました。せっかくの学びの場をより効果的にするための挑戦として、知り合いの方にお願いをしたのですが、それにより、毎週のコーチングの授業時のロールプレイングと、2週間に1回のコーチとの90分、コーチングを受ける側になりました。
コーチングをする「コーチ」側になるために学びはじめたのに、「クライアント」になったわけですが、実はこの「クライアント」になることが、最初とてもとてもイヤでした。イヤだと感じた理由を考えてみると、

・「ありたい姿」を描けない、未来?え?という感じ
・本当にどうなったら最高?と聞かれても言葉にするのが恥ずかしい
・自分に自信が無いから言葉にするのが怖い
・こんなこと言って良いのかな?と思ってしまう
・聞かれたことを言葉にするほど思考出来ていない、現実を知る


こんな感じでしょうか。つまり、自分では色々考え行動している「つもり」だった私ですが、考えきれていなかったり言語化出来ていなかったりと、「出来ていないこと」が露呈したのです。
誰だって、出来ていないことが露呈するのはイヤですよね。これが私がイヤだったことの正体。まるで丸裸にされたかのような感覚で、とても恥ずかしい気持ちでクライアントとしてセッションをすることがイヤだと感じてしまいました。



コーチングを受けたことでの私の変化

私の気持ちに変化が出てきたのは、コーチの関わり方のおかげだと思ってます。
出来ていないことが露呈することをイヤだと感じている自分がいる中で、コーチは、「そうなんだね、んでこれからどうする?」と未来を切り開いてくれるわけです。イヤだ!と思って止まっていられないんですね。「んで?他には?他には?」(本当はもっと優しく聞いてくださいましたが笑)容赦なく聞かれていく中で、自分の中で気持ちの変化がありました。

今出来ていないことが露呈しても、今この瞬間から変えていけば良いのか!

当たり前のことですが、今この瞬間から変えていけば良いと思えたことは、心の栄養となり、行動を変える勇気に変わりました。そして、自分の思っていることを言語化する中で、たどたどしくても、思考の整理がされていないぐちゃぐちゃな話でも、現在地や自分の想い・価値観を見える化することがとても大切であることを感じました。

コーチの在り方

コーチングを学んでいると、周りのコーチから「いいねいいね〜それでそれで?」と私の気持ちや言葉を笑わず、否定せず、興味を持って聞いてくれます。この安心安全の場や人間関係が、私から次々想いが出てくる、引き出されていく原動力になっています。
自分が感じる違和感の正体を大切にしつつ、自分のコンフォートゾーンからストレッチゾーンに行く勇気をくれる、そんな関わりの中で、「自分軸でしなやかに、思考を整え家族を豊かにする」お手伝いが出来たらと思ってます。
体験セッションも募集中ですので、コーチングに興味を持った、知っていたけど受けたことない、どんなだろう?と思った方は、メッセージをいただけたら嬉しいです。
「自分はどうしたい?」
心の扉をノックする、そんなきっかけやヒントになりますように。


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