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母乳バンクに登録し母乳を寄付していた私が思うこと

この記事を読み、母乳バンクに登録し、母乳を寄付していた私の感じたことを、記録しておきたいと思います。

記事について

母乳については、「母乳神話」という言葉もあるくらい、色々な考え方があると思うし、「べき・ねば」に捕らわれている人(母親だけでなく周囲も含む)も多いと思うので、難しいトピックスだと感じます。

本当は、「買う人」がいなくなれば、自然と「売る人」もいなくなると思うのですが、ただ「べき・ねば」に捕らわれた結果、正常な判断が出来なくなることもあるので、母乳の売買そのものが規制されると良いと感じます。

母乳は売るものではない

子どものことを考えるなら、子どもが口にするもの、特に離乳食前の子どもの口にするものは、安心安全なものであることが一番。日本の粉ミルクや缶ミルクは世界的に見ても素晴らしい衛生管理がされたものだと思うので、便利なものを使い倒せば良いのではないかと感じます。

母乳バンクで母乳を寄付していた

第三子出産前、母乳バンクの存在を知り、すぐに登録申請を行った私。2021年当時、ニュースに取り上げられたとのことで、登録のための受診も何か月待ちの状態で、すぐに母乳の寄付が出来ない状態でした。

私は、第一子出産後から母乳の出が良いタイプだったので、もっと前から知っていたら。。と思いつつ、知ったイマから出来ることとして、登録申請を待ち、無事母乳バンクに登録。母乳を寄付していました。

赤ちゃんを育てているイマだから出来ること。
正直、搾乳も、冷凍も、郵送も、とても手間がかかりましたが、微力ながら必要としている赤ちゃんのいのちと元気をつなぐ助けになれたらと願い、復職までの半年ほど、続けていました。

知らなかった世界

母乳バンクについて周囲にお話をした際、一番驚いた反応は、「母乳ってネットで売っているよね」という返し。記事のように、母乳神話で母乳を買ってしまう母親だけでなく、「母乳好きな変わった人もいるんだよね。。」と言われてひっくり返りそうになりました。

母乳バンクのおかげで、私の知らない世界がまた一つ広がった。。苦笑

なので、記事を読み、適切な規制をしないと、母乳の売買はなくならないと感じたわけです。

さらに。。昔を考えてみる

先ほど、母乳は売るものではない、と書きましたが、江戸時代などを考えると、大奥には「乳母」という人がいて、母乳の出が良い女性はそれだけで仕事になり、「権力」を持っていたと言われています。

たかが母乳、されど母乳

現代の子育ては、「孤育て」と書かれるくらい個別対応なので、当然「乳母」という考え方もない(はず)ですし、母乳をあげたりもらったりすることに違和感を感じる人が多い(はず)です。

しかし、過去の子育てを見ると、母乳もシェアされていた。

もしかすると、過去からの流れを一部ゆがめた形で、現在の母乳の売買を正当化する意見もあるのかもしれないですね。。

まとめ

今の時代は粉ミルクや缶ミルクがあり、便利なものがたくさんあります。過去の価値観に縛られるのではなく、現代らしい子育てのやり方にアップデートしつつ、母乳売買については、適切な判断がされることを願っています。

母乳神話について考えた際に、過去見た映画を思い出したので、リンクを貼ります。

この映画を見て、全自動の搾乳機を買うかどうか、本気で検討したことを思い出しました。(結局、買う勇気が出ませんでした)


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