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3つの世界のお話

昔々、まだ君のママとパパが生まれる ずっとずっと前のお話。

この世界には、真力(マナ)とよばれる不思議な力を使える7つの種族が仲良く暮らしていました。

そんなある日、それぞれの種族から真力が使えない子が生まれるようになりました。
始めはみんなで力を合わせて暮らしていましたが、真力の使えない子がどんどん増えていきました。
そんなある日、真力の使えない子たちがみんなで「雨を降らせてほしい」というお願いを空にしました。
するとその願いがもうひとつの生きモノを作り上げたのです。

その生きモノは「カミサマ」と呼ばれ、そのお願いを叶えてあげました。

こうして、上手く使えない者たちが「晴れにしてほしい」「病気を治してほしい」…と、カミサマにお願いしにきました。

初めは全ての願いを叶えてあげましたが、その力が暴走してしまい、世界はおかしくなっていきました。

海は暴れ、山は火を吹き、地面は唸り、空からは風の渦が降ってきました。

このままではいけないと7つの種族の英雄が集まり、この世界を2つに分けることにしたのです。

そしてその時、その2つの世界の間に何もない空間が生まれました。

英雄たちはそれぞれの世界に名前をつけました。
真力を扱える種族が住む世界を真界(まかい)。
扱えない者たちを人間と呼び、それらが住む世界を人間界(にんげんかい)。
その2つのの間にできた空間を境界(きょうかい)。

こうして、この世界は平和を取り戻したのでした。
おわり。

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