140km/hまでの軌跡74 「胸骨の開き」
めちゃくちゃ凄いですよね!
「胸の張り」
言わずとしれたパイオニア、
野茂さんですが、
この画像だけでもバケモノ具合、
わかりますよね!
でもこれ、
「胸骨が開くか?」
「あばら(肋骨)が開くか?」
で全然違ってきます。
【胸骨が開く】
「胸骨が開く」
すなわち
「胸骨が前上方に引き上がる」
「胸骨が上を向く」
ちなみにMER(最大外旋位)が大きい投手程、
胸骨は上を向いている選手多いです。
ちなみに胸骨はここです(赤いところ)
腕を外捻り(外旋)すれば、自然と胸骨引きあがります。
逆に、「肋骨が開く」とは、
肋骨の下の方が広がり、
見かけでは前側方に浮き出たような感じですね。
俗に言うリブフレアですね。
バレエでもよく
「肋骨を開いてはダメ!」
なんてフレーズ、使われますよね。
結構、投球時に胸骨引き上がらず
肋骨下部が開いて過剰に外旋し過ぎてしまう方、
多いですよね。
その点、プロで活躍する方々はやはり、
レイトコッキングの後期からアクセラレーション期にかけて
胸骨引き上がって胸椎伸展して
肋骨は必要以上に開いてないです。
【腕を加速させるタイミングが狂う?】
もちろん程度の差はありますが、
やはり肋骨が開かず、胸椎が伸展して胸骨も動いています。
このダルビッシュ選手なんてめちゃくちゃスゴイですよね。
肋骨開かず、チームロゴのところがボコッと前に出てる。
素晴らしいですよね。
これが肋骨開いてしまうと、
腕を加速させたいタイミングで、加速できないんですね。
本来なら左足の地面反力によって生まれた力を
胴体の回転と腕のスイングに転化したいのですが、
ターンに対して腕が遅れて出てくるので、
結局、腕はそこまで加速されないんですよね。
なんで、腕めちゃくちゃ振ってるけど、
球速以外と出てないなんて言うのはこの事ですよね。
けっこうよく見られるのは
腕を早く・大きく振ろうと言う意識が強いと、
タイミングがずれることが多いです。
ちなみに、胸椎エクササイズで
胸椎を認識・意識すると、
うまくいかない・動かないけど、
胸骨を認識・意識すると動きがスムーズになる!
なんて選手も多いです。
【胸椎を動かすより胸骨を動かす?】
どう言う事かと言うと
胸椎硬い・動かない、なんてお悩みある方は、
逆に胸骨触りながら、
そこを前(伸展)に後ろ(屈曲)に
ウニャウニャ動かすだけでも、
普段と違った感じで動けると思います。
胸椎を動かそうと言う意識・イメージよりも
そこが動かされる・勝手に動くという認識の方が
実際、胸椎の動きスムーズになる事、
けっこう経験してます。
そんなわけで、今回も最後までお読みいただき
ありがとうございます😊
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