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鶴ヶ城マラソンから学ぶ、集客術

朝2時30分に起きて、地元の会津「鶴ヶ城マラソン」を馳せました。
両親が、42才の子供(おじさん)のかけっこ大会の応援に(笑)

こんなに早起きをし、漆黒の東北道を駆けてまで参加したと思う「大会の魅力」は、カラーの仕事にも応用できると思います。

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会津若松の名所を、封鎖した道路を占有しながら、贅沢に観光できるというのはもちろん魅力です。
8〜9キロにかけて、鶴ヶ城が目の前に「ドン」と現れる感動は、マラソン大会でしか味わえません。

ただ、それよりも、ゴール後のおもてなしが素晴らしいです。

それは、メインスポンサーが、自分たちの得意技で勝負しているからです。

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リオンドールはスーパーです。

取引先の、日清、明治、サントリー、東洋水産、ニッスイ、S&B、ヤマザキ、カゴメなどなど、多くの食品メーカーが、無料でランナーをおもてなしします。
東洋水産は新作ラーメン、ヤマザキではチュロス、S&Bはカレー、テーブルマークはうどんが振舞われ、明治のブースではミルクプロテイン、ユーハ味覚糖はキャンディ、三幸製菓ではぱりんこなどが貰えました。

20近くのブースがあったと思います。
全て無料で、全部のブースを回ってもOK。

好きなものを、好きなだけ、追加料金無しで。

何が振る舞われるかは、当日のゴール後のお楽しみです。
大会本部から、会津名物「こづゆ」も振る舞われ、お腹と心がいっぱいに。

特に、親子ランの家族は楽しそうでした。

ランニングとは全く関係ないものでサプライズを作り、人間の欲求を満たして「また来たい!」「リピートしたい!」「みんなに知ってもらいたい!」「友達を誘いたい」と。

感動は、予想との落差で深まります。

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カラーの仕事は、リピートが少ない仕事です。
常に集客に追われ、そのストレスとプレッシャーで心が折れて、辞めるパターンがほとんどです。

逆に、集客(紹介)に困らなければ、リピーターの割合が多ければ、ストレス少なく、天職として、楽しく続けられるわけです。

多くのマラソン大会では、ゴール後に、スポンサーからサプリ的なもの一袋、スポドリにバナナがもらえるくらいです。あと、無料マッサージがあったりしますが、それは「ランニング」というカテゴリーに思考が縛られて、おもてなしの形が固定化している状態です。
あと、事前にいらないTシャツももらえます。
唯一、鶴ヶ城マラソンの欠点は、いらないTシャツの質が著しく悪くて、すごくチクチクして、去年も今年も、一度着て捨てました。肌触りが悪くて着ていられない人も多いと思います。
何かもらえても、質が悪いと、すっごく逆効果だという典型です。
捨てるにはもったいなくて、罪悪感があるので、もらえない方が幸福度が高いです。

と、愚痴はここまでにして、
ランナーは走るのが好きな人なので

「これが嬉しいでしょう?」

という発想の無難さ、つまらなさが、埋没を生みます。


カラーも、色や美容というカテゴリーに発想が縛られると、サプライズの種類は出尽くされていて

「他のサロンと同じ。他のサロンのマネ」

となって、先生のキャラ以外での差別化なんて、無理だと思います。

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リオンドールは、自分たちの得意技で、ランナーに他の大会とは違う喜びを提供しています。

カラーサロンは、結局はオーナー次第。

それでは、各オーナーの得意技で、お客様を喜ばせるのが、一番の差別化になるのではないでしょうか?

例えば、意識高い系のオーナーで、似たようなお客様が多いのであれば、色と健康、色と食、色と睡眠について、「これぞ、カラーのプロフェッショナルだな」と思ってもらえる情報を提供する。
なんなら、こだわって作った、知識を形にした一品を、飲み物と一緒に提供して、お腹も心も喜んでもらうなど。

編み物、ヨガ、子供のお弁当、片付け、快眠。

「こんなのでは、誰も喜ばないよ」
と思うものほど、みんなそう思ってだれもやらないので、むしろ勝ち筋かもしれません!!