見出し画像

京都きもの友禅の広告と裏

コロナで、成人式の中止が増えています。

緊急事態宣言で、より加速するでしょう。

そんな中、京都きもの友禅の対応が話題になっていました。


『また来年ね』なんてないから」

https://this.kiji.is/719121357035978752?c=113147194022725109

着物をレンタルした方には着物をプレゼント。購入いただいた方には商品券をプレゼントというものです。

上記の記事を読んでいて、「心温まる対応で、とても良いな」と思って、思考停止してしまいました。着物関連会社、社長のコメントを読むまでは。

レンタルフルセット基本価格:32,0000円
購入フルセット基本価格:37,5000円
式中止で返金だけはしたくないんです。
プレゼントすれば返金しなくて済むかも!
着物高いって思い込んでるけど、中国でプリントしてミシン縫で、ちょこっと日本で加工してたら原価どのくらいだと思います?

レンタル32万もするのですね。

返金防止のためのプレゼント。


私は事情と金額を全然知らないで、キャンペーンのネットニュースを見ただけなので、

「なんてお得!親切!絶対次も友禅から買いたいとなるじゃん!」

と思ってしまいました。


広告の裏側を考える

最近話題なのは、西武百貨店のレシートの広告です。

私は広告好きなので、かなり響きました。大好きな広告で、言葉も映像も一流の方が作ったのだなと感じます。

でも、着物のキャンペーン同様、良く考えてみてください。


スーツケースを買う目的は、旅行のみでしょうか?日常的に街で使っている人もいます。

浴衣は夏祭りのおでかけ用だけでしょうか?浴衣と言っても、様々な種類ありますし、家の部屋着として使う人もいると思います。

ベビーギフトは、コロナなくても贈るので、広告の趣旨とは関係なくない?感情を煽るだけに使ってない?


良いところを切り取れば、感動になります。

ネット記事のように、キャッチーな部分だけ切り取ると、誤解で人を傷つけることがあります。


広告は、発信者が有利になるように切り取るものですから、その裏側を考えないと、洗脳されてしまうわけです。下記の本は面白かったです。


でも、ポジティブになればOK

私は、多くの人がポジティブに、幸せになる切り取りだったら、OKだと思っています。裏側を知らなければ、みんなハッピーで終われます。

広告なんて、買い物中毒の現代人を、より中毒にさせるエンターテインメント。

今ネットで何でも調べられる時代だからこそ、あえて調べない方が、幸せなのかなと、友禅のキャンペーンで感じました。


カラーリストで、広告に力を入れている人は少ないです。

ですので、広告の余白はたくさんあって、ライバルがいない、最高の状態でもあります。

ぜひ広告を出す際は、裏側を勘ぐられない、調べられてもハッピーになるような、素敵な切り取りをして欲しいです!

裏側調べてニンマリする広告も、有名なのがいくつかあるのですが、今思い出せないので、思い出したら加筆します!