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「フミダン」というネーミングが最高

大好きなTBSラジオの番組「Session」

1月14日のメインセッションがとても良かったです。ぜひラジコで聞いて欲しいです。

表題の「フミダン」なんだと思いますか?

検索してみてください。一番上にヒットするサービスです。

検索して一番上にくるからこそ、意味があります。


不親切なナマポ申請

生活保護はとてもとてもネガティブなイメージがあります。憲法改悪によってさらに申請しにくくなりました。ぜひこの日本の「恥」を突く改悪の話などは、ラジオを聞いてください。

爪に火をともす前に、どんどん申請すべきなのですが、書類を置いてなくて、話を聞いて「こいつならいいか」と思う人にしか出されなかったり、個人で相談に行くと、水際作戦で「まだもう少し頑張って」と返されたりするそうです。

■生活保護の印象悪い

■憲法改悪で心理的に申請しにくい

■申請用紙を隠しているので物理的に紙を手に入れにくい

など、不親切極まるこの状況を改善するために、「フミダン」のサービスは生まれました。

ネーミングが悪ければ埋もれる

もしこの「フミダン」が「ステップ」だったら、検索しても一番上にはヒットしないでしょう。そうすると、いくらサービスが良くても見つからないですし、「生活保護問題を解決したい」という想いも届きません。

どんなサービスでも、問題設定が大切と言われますが、まさにそうだと思います。問題設定によって、ネーミング(検索ワード)も変わりますので。


例えばカラー診断だったら、どんな顧客のどんな問題を解決するか。

外見にコンプレックスを持っている人を、色の力でポジティブに変えたい。

という問題設定は、誰もが行っていて、なかなか届きにくいです。「コンプレックス パーソナルカラー」で調べると、たくさんのカラーリストのサービスがヒットしますので、あなたのサービスは埋もれるか、広告費を払うかのどちらかです。

FBのザッカーバーグいわく

「広告費というのは、企業がつまらないサービスやプロダクトをつくったことに対する罰金である」


この「つまらない」は問題設定が浅いだと思います。同じサービスは溢れていくらでも他を探せる今、深く掘った方が良いと考えています。


アトピーで肌が黒ずんで、常に痒みやフケなどが気になる中、少しでも日々が楽しくなるように、色の力でポジティブに変えたい。

そうすると、ターゲットワードが「アトピー パーソナルカラー」など、より狭まく、深く刺さるものと変化していきます。河野太郎大臣の発言時にSNSで発信したり、コラムを書いたりと、発信したくなると思います。

サービス名もただの「パーソナルカラー診断」ではなく、「フミダン」のように、その意味を知ったときに、より心に届くネーミングになるかもしれません。

便利には価値がなくて、意味に価値がある。と言われますが、まだ知られていない便利にも価値があって、知られなければ無いのと同じ。価値が無い。それを届けるには、自分が仕事をする意味を考える必要がある。

「イシューからはじめよ」ですね。