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アウトプットの質を気にしたら動けない

質を気にしだしたらアウトプットなんてできない。SNSで他の人ばかり見ていたらゲンナリするし、上には上がいる。そもそも正解なんて無いから、自由でいい。

分かっていても、その一歩に躊躇していました。

コロナで先行き不安な中、少しでも前に進んでいる実感があると安心できたので、アウトプットとして発信するようになりました。

成長を感じられることは、普遍的な喜びです。

独立当初、売上も給与もゼロの時、1ミリでも進もうとしていたあの光景を思い出しました。


知的生産と身体的な成長

文章を書くなどの知的生産は、個人的に成長を感じにくいです。

いいね!貰えれば嬉しいですけど、前に進んでいる実感はありません。

もちろん、知り得た情報を、私のフィルターを通して渡し、それが誰かのポジティブな行動につながればいいなと思って書きます。

でも結局は、自分への小さなストレスと達成感のためかもとも。

そんな中、身体的なアウトプットも大切だと思うようになりました。身体的なものの方が、アウトプットの質を喜びとして感じやすく、進んでいる気がします。

私はフルマラソンを年数本走ります。3時間くらいで、早くも遅くもありません。絵を描いていますが、上手いとは思われないでしょう。最近はボルダリングを始めました。基本的なムーブもできません。

それでも、他と比較しないで、日々の上達を感じられるので、毎日が充実します。

SNS巡ってキラキラ投稿見て嫉妬して疲れるのとは真逆で、自分の中に価値観を見つけていく身体的なアウトプットと成長は、精神的にも健康になれます。

だから、両立していくのがベストだと思います。

コロナでの価値観の変化

コロナの前は、価値観について考えたことがほとんど無かったです。

役員報酬上げても、ポルシェ買っても、喜びなんて一瞬でした。ミニマリスト寄りで物は少ないですが、何か買っては、また何か探しての、なんとも虚しい買い物中毒。ブランドもの買って、自分のランクが上がったような錯覚をしていたのでしょう。価値観が「見栄え」とか、外的な物だったから、判断基準もコロコロ変わります。

そんな価値観を変えてくれたのが、コロナでした。

コロナの影響で、4月は売上が90%落ちて、多くのカラーリストに支えられてきたことを実感できました。誰かが必要としてくれることは、当たり前では無いです。

何かしていないと押しつぶされる気がして焦り、たくさん本を読み、ニューズピックスやYouTubeなどで情報収集して、新しいアウトプットを続けるようになりました。

そうしたら、独立当初の

「今日は、昨日より1ミリでも進みたい」

という想いが蘇り、価値観が「自分の成長」に変化しました。さらにランニングや絵といった、心を整える身体的なアウトプットも続けた結果、

「今までいただいた恩を返したい」

という、今までに無かった想いも生まれました。

知的生産のアウトプットと、身体的なアウトプットを続けると、こんなにも考えが変化していくのか!と驚いています。

なんでもいいので、インプットだけでなく、形にして身体を動かすのがオススメします。


売上は昨年と同じくらいまでに回復しましたが、カラーリストの仕事が激減して、2月にはまた4月のようになるでしょう。

こんな今、4月に報酬を50%以上カットして良かったなと感じました。

報酬を減らした分、投資できる金額が昨年の倍以上になっています。それを全部、カラーリストが

「よし、やってみよう!」

とポジティブに動けるきっかけになるコンテンツを作ることに使えます。

使いたいんです。そう思えるようになりました。

コロナありがとう。価値観を変えてくれて。

完全に利他的になんてなれないけど、自分ばかり貰う気にはならなくなりました。

アウトプットの質を担保する

1人でも多くのカラーリストが新しいアウトプットを行えば、少しずつであれ、確実に何が変わります。その人も、カラービジネス全体も。

正解は無いのだから、成功している同業者の発信と比較せず、どんどん発信しよう!と言っても、ほとんどの方は変わらないです。

私だって「そんなきれいごとを・・・」と思いますし、お客様は、一流の方と自分の発信を比較なんてしないとわかっていても、躊躇します。

では、どうしたら発信したいと思えるか?

発信の質が担保される、つまりある程度の良い反響が読めるのであれば、発信しやすいです。

例えば、大人気「中田大学」。メインは本の解説ですよね。

書店に並ぶ本は質が担保されているため、自分の意見を加えたアウトプットにしやすいです。沢山ネタはありますし。

実際、サラタメさんなど、本要約チャンネルは溢れていて、私の記事やその他沢山のブログやnoteは、本からアイデアを得ているものが多いです。


では、カラーリストの発信の質を担保するにはどうしたら良いか?


見た目と内容だと思います。 


見た目は、インスタ映えする画像やイラストなど。

内容は、その人が書く文章。

内容はその人しか書けないので、アプローチするなら見た目の方ですね。

見栄えのする写真やイラストを無料で配布し、カラーリストなら誰でも使えるようにする。

無料で「本当に、これ貰っていいの?」というクオリティと驚きがあれば、貰った人は、それを使って何らかの形にしたいと思う可能性が高まります。

そして、そんな素材はまだ無いです。


私は良い本や動画を見たら、書きたくなります。

良い風景に出会ったら描きたくなりますし、走りたくもなります。

無料プレゼントの有効性は、シュガーマンのマーケティングや影響力の武器に出てくるアレですね。

カラーリストの投稿を見た一般の方が、拡散するくらい良い素材であれば、どんどん投稿したくなるはずです。いいね貰えますし、広告になりますし。

たった一枚のイラストであっても、変えられる力があります。


これは質も気にしたアウトプットになるぞ!

と、考えれば考えるほど動けなくなりますが、そこはコロナで得た価値観で、クリアしていきます!


と、発信してしまったら、やるしか無いのが、アウトプットの一番のメリットですね。

良い課題を設定できたので、来年が楽しみです。