【無料】ドレープシールテンプレート・中古ドレープ購入時の注意点
ドレープシールの無料テンプレートを作成しました。
192色名×カタカナ・英語の2種類です。
各ドレープメーカーの色名を集計し、よく使われる色名を中心に選びました。
ダウンロードは、この記事の最後より行なえます。
ドレープは洗わないと、カビが生えたり、匂いがする
当社では新品しか販売していません。メルカリ等で中古品を購入した方から
「中古を買って失敗した。最初から新品を買ったほうが良かった」
という話を聞きました。
そこで、お客様より中古ドレープを買い取って、検証しました。
中古品購入の際だけでなく、カラー診断を行っているすべての方が、注意すべき点だと感じることがありました。
1.ドレープは、洗わないとカビが生える
ドレープは布で、診断すると皮脂や汗、メイクなどがつきます。服と同じで、洗わないとカビてしまうのは当然です。
定期的に洗う必要があることがあるな・・・
と、実感したことがありました。
買い取ったドレープの中に、カビだらけのものがあり、箱を開けた瞬間に、
「ヤバい・・・・これは、すぐに捨てないと」
と、健康を害することが一瞬でわかる、カビのシミだらけのものがありました。こうなると、洗ってもシミが残りますし、そもそもカビが生えていたものを、お客様の首元に当てるわけにはいきません。
2.ドレープの匂い
これは、当社の新品でもあります。
染色工場や、セットする作業所で付く匂いがあります。
中古品は、前オーナーの匂い(その人や家の匂い)が付いています。ただ、本人にはわかりません。他の人の家に入ると、その人の家の匂いがするけど、住人は慣れていてわからないのと同じです。
買い取ったドレープは、それぞれ違う匂いがしました。
好き嫌いなどありますが、やはり中古品は洗わないと気になります。
もちろん、今皆様が使っているドレープも、お客様に当てるとき、少なからずお客様はその「匂い」を感じます。
長く使っていると、先述した通り、皮脂や汗、メイクで汚れで、目に見えなくてもカビが生えてしまっている可能性があります。
ですので、
ドレープは定期的に洗うべきです。
買い取った中古品を洗おうと思った時、問題が発生しました。
ドレープシールは剥がしたら、捨てた方が良い
各ドレープには、各メーカーやスクールのドレープシールが貼ってありました。洗うと確実にダメになりますので、洗う前に剥がした方が良いです。
ですが、ドレープシールは一度剥がして貼り直すと、端が多少なりともめくれて、プロツールとしてはそぐわしくありません。
当社の120色ドレープには、特注のシールを使っていて、貼り直しも可能ですが、それでも粘着部分にゴミが付くと、めくれてしまいます。
めくれたシールはみっともないです。
プロとしてのサービスの価値を、下げる可能性があります。
お客様が気がついたとき
「取れかけてるのに、気にしない先生なのかな・・・」
と思ってしまい、期待値が下がります。美を伝える仕事なので、特に。
ドレープは洗いたい。でも、ドレープシールが無くなってしまう。
これを解決する一番の方法は、ドレープシールを作って、貼り直すことです。ただ、特注シールは高いです。当社のものは、120色分で3000円以上してしまいます。
そこで、今回のテンプレートを作りました。
安くドレープシールを作る方法
1.市販の強粘着ラベルシールを買う
2.テンプレートで印刷して、ハサミで切る
今回、上記2種類を購入しました。
どちらも、問題なくドレープにつきました。長期間使ってテストはしていませんが、どちらでも良さそうです。この金額なら、何枚か印刷に失敗しても問題ありません。
本当は生地用のラベルシールが良いのですが、高くて1セット作るのに1500円(印刷に失敗すると倍以上の金額に)なってしまいます。
カットされているタイプのラベルシールは、印刷での位置合わせが大変で、少しずれるだけで、仕上がりが悪いです。みっともなくなってしまいます。
(たぶん、ダウンロードデータをそのまま使っても、ズレます)
そこで、印刷がズレても大丈夫な「ノーカットタイプ」のラベルシールに、上記のようなデータで印刷し、ご自身でハサミで切るのが、一番ロスが少なくて、たくさん色名が選べて、ベストだと思いました。
ダウンロードできるデータに、上のカタカナ画像にある、色や補足は入っていません。下の英語の画像のように、色名+切り取り用の線(どちらもモノクロ)といった、シンプルなものです。
市販のラベルシールを購入して、自宅のプリンターで印刷すれば、1000円未満で4-5セット分のドレープシールを作ることができます。
ドレープシールが気軽に作れることで、ドレープを気軽に洗え、サービスの質が上がり、よりお客様が笑顔になれる環境が生まれると嬉しいです。
ピンキング加工のドレープは、どうしても端がほつれてしまいます。
そこで、当社でも、端をメローロック加工したものを作成しました。