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宝くじの当選数字を見て「惜しい」と言う人

年末がやってくる。都内ではたくさんの宝くじ売り場が夢を買う人々で賑わっている。

年が明けるとその人々は当選番号と、くじに書かれた数字を見比べて、夢が買えているかどうかを知るのだ。宝くじは一桁目の数字が合っているだけでも300円がもらえるので、基本的には一桁目から順番に数字を見比べていく。

下一桁の当選番号が3だとして、ある人のくじの下一桁が4だったとする。するとその人は「うわ〜惜しい!!」と言う。こういった場面を私はテレビの企画や周りの人の反応でよく目にする。

そのとき私は思う。「惜しくないだろ!」と。

その人たちは、3と4は数字として隣り合っているから、あと一つずれていれば当たっていたのに、と考えているのだろう。しかし確率的には4だろうが6だろうが、同じである。数字が近いから「惜しい」というのは全く本質がわかっていない。

年末が近づき、人々が夢を買う姿を見ると毎回この感情を思い出す。


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