＜動乱の香港に慎吾君のアートを見にいった旅の話＞30代男子が令和になってSMAPファンを自覚した話　番外編

2019年10月４日～6日ボクは香港にいました

初めに

実は一年前初めて香港に行ったのですが、密集した高層ビルと電飾看板のもたらす異世界感がすっかり気に入ってしまい、今年も早めに香港行きを決めていました。　　目的は前回いけなかった香港のディズニーランドとランタオ島の天壇大仏さらに慎吾君の壁画も絶対見るつもりでした。

デモの動向はニュースやネットで追っていましたが、法案が撤回された事と空港は一度占拠されてから厳重な警備体制になったという情報から何とかなるだろうと少し楽観していました。

初日

4日の早朝の便で香港へ、空港からバスで東涌駅にむかい大きなショッピングモールのロッカーにスーツケースを預けゴンピン360というケーブルカーで天壇大仏へ。

ケーブルカーはとても人気があり30分くらい待ったのでネットで先に取っておくべきでした、世界10大ケーブルカーらしく、海を渡って山を3個ほど越え25分ほどかかるかなりのスケール感。シースルーのゴンドラもあって人気でしたがボクは高所恐怖症なのでそっちにしないで本当に正解でした。

大仏の周りは観光用に整備され飲食店やお土産物屋が思ったより充実、放し飼いの犬が5匹くらい寝ていたり、お寺がド派手だったりと日本とは違う雰囲気が楽しめました。大仏までの階段は意外と長く急できつかったです。

駅まで戻ったところデモのチラシが張っている壁を発見、この時はかなり熱心なんだなぁという印象でした。

ディズニーランド

駅からMTRで香港ディズニーへ日本には無いアイアンマンとアントマンのアトラクションが入っていて世界観の作りこみもよくとても楽しめました。

30分くらいしか待たないアトラクションが多くグリーディングも沢山（写真はキャプテンマーベル）

一番のおすすめは西部開拓時代をイメージしたグリズリーガルチにあるグリズリーマウンテン、意表を突く展開に溢れたコースターでした。

デモとの遭遇

20時からのシンフォニーオブライツに合わせてMTRで中心部へ、しかし光と音の催し物なのですがそれを遮るようにデモ隊が現れて音楽が聞こえないレベルの音量で行進を開始、かなり怖いし正直残念な気持ちになりました。

その日実は翌日覆面禁止法が施行されるとあって町は大荒れ、各地で政府機関への襲撃やMTRの駅が壊されました。　デモをしている市民の怒りは勿論本物ですが、暴動をおこしている層とイコールではなく。意図があって暴れているグループが存在していると現地を見て感じました。

一夜明けて街の様子は落ち着いているのと飛行機に影響はない様子から旅の続行を決断。しかし主要な交通機関であるMTR（地下鉄）は全線終日運休。予定を少々変更するしかありませんでした。

香港で食べたもの

食事についてですが、最初に苦手な八角満載のパイコー飯をチョイスしてしまい軽く心が折れたので洋食を攻めることに。

夜は近隣のマックへ、タッチパネルで選んで注文票をレジで会計してくれる仕組みでバイトさんが楽そうでした、マッシュルームの入ったバーガーとトロピカル系のミックスジュースが美味しくてデカくてかなりのヒット。　なぜ日本にはないのか！？香港限定らしいので食事に迷われたときは是非お勧めします。

さらに翌朝NYスタイルのピザチェーンが慎吾君の壁画近くにあったのでチャレンジ、1ピースがMサイズピザ一枚くらいの大きさで600円ほど、最終日の朝もう一回行くほど気に入りました。雰囲気もかっこよくこちらもかなりお勧めです。　　

二日目の夜にはとても優しいおじさんのいる火鍋を美味しく食べたのですが追加で入れた餃子には八角が入っていました。

慎吾君のアート

慎吾君の壁画はイギリス領時代の雰囲気が残るフリンジ・クラブやランカイフォンの近くにあり、アートの空気が濃厚な街並みに溶け込んでいました。　迫力満点ながら香港のエッセンスがちりばめられていて、欧米の観光客の方は日本のスターが描いた作品だと教えたらかなり驚くんじゃないでしょうか？　願わくば政情が安定してNAKAMAの皆さんが気軽に見に行けるようになって欲しいです。

2日目と３日目

その後は１００年以上前からあるというピークトラムという電車でヴィクトリアピークの展望台へ、香港の特異性溢れる街並みが一望できる大好きな場所です、本当はここからの夜景も見たかったのですが交通の心配から今回は断念しました。

途中デモ隊に二度目の遭遇をしつつフェリーで九龍半島へ戻り二日目の宿泊先モンコックへ。　　　ナイトマーケットの有名な街なのですが昨晩のデモの影響で店や銀行、駅の入り口にダメージが見受けられました。
ホテルがとても快適だったので昼までゆっくりし、軽く散歩した後土砂降りになったのでそのまま空港へ、無事帰ってくることができました。

旅のまとめ

混乱もありましたが直接交流した香港の人は変わらず優しくフレンドリーで本当に行って良かったです。　　初めて行かれる方はツアーや信頼のできるガイドの方と一緒の方がいいかもしれません。英語はほぼ通じるので軽い英会話ができれば安心度は増すと思います。

香港の魅力は、ほぼ全ての建物が30階越えの密集した高層ビル群とその成り立ちからくる独自の文化だと思います。香港の人々が安定した生活を取り戻し、安心して観光できる街に戻ることを祈っています。

また必ず行きます。