羊第56回の生配信中に書いたネタ

都会のクリスマス

Ａ「いやーもうそろそろ年末か。寒くなったなぁ」
Ｂ「急激に気温落ちたよね。体調崩さないようにしないと試験に響くよね。」
Ａ「試験に響くのもわかるけど、年末年始のイベント全部台無しになっちゃうよ」
Ｂ「あー確かにそうだね。進学上京してきて初めての冬だもん。実家に帰る前に遊びたいなぁ！」
Ａ「いいねぇ！その意気だよ。」
Ｂ「でもびっくりだよ。まだまだ日にちあるのに、もうこんなにクリスマスイルミネーションでライトアップされてるなんて。」
Ａ「あれ？地元ではライトアップ無かったの？」
Ｂ「駅前のライトアップはなかったね」
Ａ「駅前の？」
Ｂ「そうそう各自の家では大々的にライトアップする人も居たし、近くの大きなキャンプ場ではモミの木にライトアップしてたりしたなぁ」
Ａ「へぇ！それは「ならでは」だね！」
Ｂ「でも流石に東京のイルミネーションには負けるけどね。」
Ａ「金掛けてるもんなぁ」
Ｂ「そういえば、やっぱり東京でもクリスマスベアー食べるの？」
Ａ「唐突にすげーのぶっこんできたな。何そのクリスマスベアーって」
Ｂ「あれ？一般的じゃないの？クリスマスベアー。シチューにしてイブの夜にみんなで食べるの。」
Ａ「少なくとも僕の知る東京じゃ一般的じゃないね。まず熊が早々に手に入らない」
Ｂ「あーそっか。そういえばもうそろそろ向こうじゃ熊狩り日だもんな」
Ａ「なにその物騒な日。」
Ｂ「地元猟友会総出でクリスマスベアー用の熊を狩りに行くんだよ。ついでに鹿や猪も狩ってクリベアが足らなかった時用に肉を調達するんだ。」
Ａ「ええ・・・クリベアって略すの？てか、牛とか豚とか鶏じゃだめなの？」
Ｂ「だって折角のクリスマスだよ？」
Ａ「いや折角のクリスマスに狩りをするのが分からないんですがそれは・・・」
Ｂ「そっかぁ。クリスマスベアーは地元だけの習慣だったのか。」
Ａ「ああ。でも実際そういう地元だけの習慣ってあるよね。俺は東京生まれ東京育ちだからあまりピンとこないけど。」
Ｂ「なんかナチュラルに自慢されたような気もするけど」
Ａ「そんなこと・・・ないよｗ」
Ｂ「じゃぁさ！逆にこれは東京にしかないだろうっていうクリスマスの習慣とかイベントとかある？」
Ａ「うーん・・・基本的には普通のクリスマスだと思うんだけどなぁ・・・」
Ｂ「でもクリスマスベアーは食べないでしょ？」
Ａ「クリスマスベアーはね？ｗでもチキンとか美味しいディナーとかでお祝いする人はいっぱいいるしなぁ。」
Ｂ「そっかぁ。基本的にはあんまり変わらないんだなぁ」

Ａ、ここでいたずらを思いついたような悪い顔

Ａ「ああ、でも」
Ｂ「でも？」
Ａ「最近だと物騒な習慣が出てきたかも」
Ｂ「え・・・どんな？」
Ａ「それが３パターンあってね。」
Ｂ「３パターン・・・」
Ａ「一つ目は黒サンタがカップルを邪魔するパターンと、二つ目が白サンタが一人の人を煽り散らすのと、三つ目がそんな両サンタを引っ張って回収していく人たちがいるっていう風物詩なんだけど・・・」
Ｂ「え、なにそれ。聞いたことないんだけど。」
Ａ「ここ最近じわじわ出てきた現象というか習慣というか。」
Ｂ「昔インターネットで見たサンタ狩りみたいな悪ふざけが元なのかな？」
Ａ「そうかもしれない。俺も去年は黒サンタにデート邪魔されてさ。それでも、それもいい思い出になったからよかったけど。これ白サンタに来られたらたまったもんじゃないよなって思ったよｗ」
Ｂ「・・・黒サンタになるのって登録性かな・・・」
Ａ「それは知らないけどサンタやるよりクリスマスまでに彼女作ったほうが楽じゃん」
Ｂ「（血涙）今のお前のセリフはモテない全男子を敵に回したぞぉ」
Ａ「わかったから。わかったから！そういえば、Ｃ子の友達のＤちゃんがお前に興味あるって言ってたんだよなぁ」
Ｂ「・・・ほんと？」
Ａ「嘘ついてどうするんだよ」
Ｂ「よかった！危うく黒サンタになってお前のデートぶち壊しに行くところだった」
Ａ「・・・というか全部嘘なんだけどねｗｗ」
Ｂ「へ？」
Ａ「だからいま言った最近の物騒な習慣ってのはＢの言ったサンタ狩りをモチーフに作った俺の作り話だよｗ」
Ｂ「なーんだ！作り話かよ。ビビったー。東京そんなに治安悪いのかと思っちゃった」
Ａ「いやー地味にありそうなラインでからかってみようかと思ってさ。」
Ｂ「え、え、ええ、全部作り話なの？」
Ａ「うんｗそうそうｗ」
Ｂ「じゃぁ・・・Ｄちゃんが俺に興味あるってのも？」
Ａ「それも嘘だね」
Ｂ「おま！嘘ついてどうするんだよとか言いながら嘘ついてんじゃねーよ！」
Ａ「いやごめんごめん。Ｂが余りに鬼気迫る表情だったからさ。」
Ｂ「まーしゃないか。じゃー今年のクリスマスはヤロー達で集まってパーティーでもするか！」
Ａ「え？それは無理だよ」
Ｂ「ん？ん？ん？なぜ？」
Ａ「だってＣ子とデートの約束してるもん。」
Ｂ「？？？去年のデートの話も嘘なんじゃ・・・」
Ａ「え？それは本当の話だよ？？」

ゴゴゴゴゴゴゴ

Ｂ「Ａよ。今年初めて黒サンタが現れるかもしれないぜ・・・嘘から出た真でなぁ！！」
Ａ「く、クリスマスベアー用意すれば心沈めてくれますかね？？」

暗転

まだまだ完成度上げられそうですね。
コント拡張していく追加案
男友達を足して特殊な習慣を増やす案（単純に人物が増えてにぎやかになる）
Ｂ君の地元の特殊な事情を増やす（サンタさんにプレゼントをもらう用の股引）とか