見出し画像

関西遠征 その3

タイトルには「関西」遠征とうたっているけれど、いわゆる「関西」を通り越して、もっと西へ。

岡山まで一気に移動するのは初めてでした。
天候も心配だったので前夜に出発。
静岡あたりから篠突くような大雨でした。
でも、夜なのと、平日なのも手伝ってか、渋滞もなく、今までになく順調な道のり。

みんながゆっくり目に、気を付けて走っていると却ってスムーズなのかもしれません。
渋滞を抜けたら飛ばして、また止まる、というよりも、ずーっと90キロくらいで走り続けている方が、ヒトもクルマもラクな気がします。

なんとなくなま暖かくて、まさに春の嵐。
洗車未経験の我が愛車もキレイになりそう、、、
(お正月に拭くくらいのことはするんです。中は割とマメに掃除するんです。でも、外側は、、、
ゴリゴリ洗車機にかけたら、いろいろ、取れたり剥がれたりしそうなんだもの・・・(笑))。

車がなんとなくピカピカになって岡山に到着する頃には、幸い雨も少し、小降りになりました。
この日、唄わせてもらったのは禁酒会館。
やぎたこで何度もお世話になった思い出の多い場所です。
いろいろな試練や苦難があるご時世にも、さまざまな工夫をしながらライブをやり続けてきた方々に、本当に頭が下がります。
毎月の定例ライブ、今回でなんと266回目。
20年以上も続くイベントにこうしてまた参加させてもらえるなんて、とても光栄!!

共演はいつもご一緒して下さる、そしてお会いするたびにパワーアップしている OZAKI・ UNITの皆さん。
平日の忙しい中、メンバーが駆けつけて、今回ならではの曲、そして「いつもの」曲も。
「この歌がないと始まらない」と常連さんが拍子を取りつつ笑顔になったのが印象的でした。

そして、もう一組の共演は Tune Delayのお二人。
ブルーグラスのフェスをキッカケに知り合うことができた大ベテランのデュオです。
何年か前にやぎたこで共演してもらった時、打ち上げで年齢や好きな音楽が近いことに気付いたやなぎさんが大喜びしていたことが思い出されました。


窓の外は市電の走る風景、、、そしてここには、年代もののとっても素敵なピアノがあります。
鍵盤が戻ってくるのにちょっとタイムラグがあるような、ピアノの周りだけゆっくり時間が流れるような気がする反応。
ポ~ン、と、独特なサスティーンがとっても好きなのです。
せっかくなのでお借りして、ピアノが見聞きしてきた長~い時間を覗き見させてもらうような気分で数曲。

去年の今頃は、またここで唄える日が来るとは考えられずにいたので、感無量でした。


岡山禁酒会館にて


いつものお店で開催された打上げ時は、たくさん「飲酒」しました(笑)。
楽しい、楽しいライブと飲み会、でも真面目な反省会も含んでいるのがここの特長。
学ぶことも気付かされることもいっぱいあって、新たな宿題が見つかって、また来年も!!と気持ちを新たにしました。

翌日は打って変わって快晴。

ホテルで見かけたチラシに惹かれて、ちょっとだけ観光。
駅からもほど近い岡山県立美術館へ和田誠展を見に行きました。

壮観!
筆のタッチが間近で見られる大きな絵や、ポスター、絵本、幼少時のスケッチ、、、
同じ展示が関東に来たらもう一回、ゆっくり行きたいと思えるくらい、見ごたえのある展示でした。


岡山県立美術館 和田誠展

さらに、12時の開店を待って、やぎたこCDも置いてくれているレコードショップへちょっとだけご挨拶に寄りました。
レジのある場所の棚、目線がちょうど向くあたりにやぎたこCDが場所をもらっていて、、、なんてありがたいこと!
これまたずいぶん久しぶりの再会だったので、お喋りできて嬉しかったです。
ついつい話が弾んで長居してしまいました。

ややドタバタながら、私なりに岡山を満喫して、さあそれから、山陽道をさらに西へ、広島県を目指しました。

1人で行くのは、初めて。
たくさんの人に「山陽道は事故が多いからよ~く気を付けてね!」とアドバイスをもらっていました。
たしかに、思ったより急な勾配があったり、急に車線が減ったり、カーブしていたり、、、で、みんなけっこう飛ばしてる。

ちょっとジェットコースターのような感覚もあるその道を、ドキドキしながら無事クリア!

なんとか無事故無違反(!)で広島に到着。


私よりずっと前からやなぎさんを知る人が多い場所。
開演前には昔話にも花が咲きました。

コロナの間は来ることができなかったから、本当に久しぶりの再会ばかりです。


OK鉄板はケンタウロスの頃からのお付き合い


さらに、新しい出会いもあって、賑やかな夜になりました。
また会えて、よかった!!!
つくづく、そう思います。
お好み焼きを食べるのも久しぶりでした。

ひとしきりお喋りをして、再会を約束して、広島を後にしました。

実はこの後、帰り道に少しだけ、ご縁のあったところへ寄り道しました。
やなぎさんがずっと慕って、凄いミュージシャンだと言い続けていた人のお店。

何度も行ったことがあるわけではなかったので、内心ドキドキしながら車を走らせました。
お店の灯りが見えた時には嬉しかった!
もう閉店過ぎだったはずなのにお邪魔して、入れてもらって、思い出話をひとしきり。

ああ、よかった。
ぼんやりと気になっていたことがまたひとつ、カタチになって現在のものにアップデートできた気分でした。
「またおいで!」
という言葉を嬉しく聞きながら、改めて帰途につきました。

帰り道はずっと順調でした。
でも神奈川が目と鼻の先、というところで大渋滞!!
仕方なく(?)富士山のふもとで休憩してソフトクリーム!
行きの山陽道で食べた完熟バナナソフト共々、美味しかったです。往復で2つ、、、まぁ、こんなもんか(笑)。


久しぶりの再会と、初めて食べるソフトクリーム

いくら慣れても、そんなにしょっちゅう往復できる距離でもないなぁ、これに、さらにプラスαで西へ走って、やなぎさんは九州へも車で行っていたんだよなぁ、などという感慨と同時に、彼の歌詞にある 「旅はまだ始まったばかりだ」 という言葉が浮かびました。

また来年来るときに、今度はどんな歌を唄っているのか、、、新しい宿題をもらった気分です。

神奈川へ戻って、いつものお店では大好きな「ソウブラ」こと五十嵐正史とソウルブラザーズ 3匹のおっさん の皆さんと共演。

毎月、唄う機会を頂いているのをいいことに、このお店ではいつも、私がその時に唄いたいと思った歌!という選曲。
普段のライブではあぶれてしまうような曲ばかりが並ぶこともあります。


ソウブラの歌、ホントに大好き。

ソウブラとの共演も実現して、とっても楽しい夜でした。
平日なのにいつも急いで集まって下さる方々があり、本当にありがたいです。

次の週末は、大阪。
ここ数週間、何度も通過したから、、、ちょっとご近所感があります(笑)。
こちらも久しぶりの、だけどお馴染みの場所。

再会が楽しみです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?