虫が大嫌いです

私は基本的に冬以外の季節が嫌いで、その中でも夏が一番嫌いだ。
暑いとか台風とか理由は色々あるが一番は虫が湧くということに尽きる。
いるとか出るとかじゃなく湧くという表現からお察しの通り、私は虫が大嫌いである。以前のnoteでも書いたが、嫌いなものランキングをつけるなら同担・虫・痛みが不動のトップスリーだ。
(ちなみに私は同担と遭遇したことがほぼないため実質虫が一位みたいなもん)

最近は虫嫌いの人も相当多いが、そんな同志でも「昔はダンゴムシとか平気で触ってたけどねー、今は無理だわ笑」などと言う。
昔触れてた時点で今も踏ん張ればなんとかなるレベルだろ!!こっちは幼稚園児の頃からダンゴムシが無理で土いじり断固拒否してたんだぞ!!
ついお怒りを表明してしまったが別にこれはマウントとかではない。私は真剣に困っている。虫がウジャウジャと湧くガチ最悪の月、8月まっさかりだからだ。

私は虫と名のつくものすべてを嫌い虫カスと呼んでいるが、絶滅してほしいランキング(虫カス部門)の一位に踊り出る虫がいる。セミカスである。
マジで疑問なんだけど、あいつらの存在意義ってなに?蝶とかミツバチならまだわかる。花粉運んだり蜂蜜作ったりするのは人間にとって有益だし、自然界にとっても重要な存在だと思う(小学生以下の知識しかないから違ったらごめん)
でもさ、セミって何もなくない?存在意義なくない?爆音で鳴いてうるさいし、すぐ死ぬし、死んだと見せかけて飛んでくるし。←これが一番嫌

私はこの時期なるべく外出を控えている。
幸い仕事は在宅だし、買い物もインターネットでなんとかなる。荷物を受け取るときも虫の侵入を警戒してキョロキョロしていたら配達員の人に認知をもらい「今は虫いないですよ!」と安全確認してもらう羽目になった。本当に申し訳ない。
ただ今年はジムを契約してしまったので行かねばならない。休会制度はあるが行かなければ一日の歩数が300歩とかいうとんでもない数値になるのだ。これ以上デブが加速したら世界が一巡してしまうのでなんとか通っている。
しかし玄関開けた瞬間にセミカスの鳴き声が聞こえるので毎日HP1の状態で出発している。

ここで私が外出時に使っている虫対策グッズについて紹介しようと思う。完璧な対策とは言い難いが、私と同じレベルの虫嫌い(いるのか?)に役立ててもらえれば嬉しい。

①日傘
剣兼盾。例えるならアルファベットGとかOと同じ括りのアイテムだ。
(意味がわからない諸兄姉は( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようですを読もう!)
たとえば狭い道に虫の死骸が落ちていたとき、足で蹴るのは気持ち悪くても日傘をゲートボールの如く使えば距離を取りつつ排除できる。飛来してきても咄嗟に防御できる。
そもそもここ数年は日傘なしじゃ外なんか出られないのでみんな普通に持ち歩いてる。なので持ってても不自然じゃないし、虫以外でも普通に役に立つ。
ただ私の友人は以前歩いていたら傘の内側にセミカスが止まって鳴き始めたとかいう地獄みたいなことが起きたらしいので警戒は怠らないほうがよさそう。

②水鉄砲
これを話すと「幼稚園児以外で水鉄砲持ち歩く人いるんだ」と言われる。いるんだよ。
これは虫対策の中でもセミに特化したものだ。
ご存知の通りあいつらはどこにでも出る。私が住む部屋は一応高層階なのだが去年普通に玄関前に鎮座していた(友人に泣きついて助けてもらった。本気で申し訳ない)
道端にいるなら最大限避けるとか別の道を選ぶことで回避できるが進行方向にいた場合はそうもいかない。なんとか距離を取りつつ退かす手はないか……と考えた結果、一番使えそうなのが水鉄砲だった。インターネットに頼ったところ「制汗剤をぶっかける」「石を投げて威嚇する」など様々な知恵が出てきたが、制汗剤は射程距離が短いし、石投げに至ってはノーコンゆえ全然見当違いの方向に飛び残機がなくなることが容易に想像できた。
水鉄砲は100円均一のものでも2~3mは飛ぶし、細切れに撃てば残機もそうなくならない。持ち歩いていることが他人にバレたとき恥ずかしいというデメリットはあるが、最悪職質されても「友達と公園で水遊びをした」という言い訳でなんとか乗り切れる……と思う。社会的地位は死ぬもしれないがセミファイナルを浴びて心臓発作で死ぬよりはマシだ。
ただ一つ注意しなければいけないのは、100円均一の水鉄砲は高確率で中身が漏れる。もう少し値が張るものを買えば違うのかもしれないが、値段が高い水鉄砲はだいたいデカいのでかばんに入らない。
どこかの会社がコンパクトで水漏れしない水鉄砲を作ってくれないか期待しているが、多分水鉄砲にそこまでのクオリティを求めてる人間なんて世界に私しかいないだろう。
虫に困ってはいるもののかばんの中が大惨事になるのはもっと困るので、同じく100円均一で買ったビニールポーチに入れて持ち運んでいる。

そんな感じで私は日々虫カスと格闘しながら生きている。
ところで暦の上ではもう秋だそうだ。どこがだよ。バカか?と口が悪くなるほど暑いのに、秋らしい。バカか?
早く冬になってほしいと心底思う。私は春夏秋冬で冬だけが好きだ。日本には四季がある!みたいな構文を鼻で笑うし、春冬冬冬でいいじゃんと思っている。春は梅の花(宗教上の理由で大好き)とギリギリ時期が被るから残してやってもいい。
しかし冬を迎えるにあたって、秋という短い期間ながらカメムシカスやコオロギカスという虫カス界の幹部みたいなキショ虫が湧いてくるのが今からもう大鬱である。一刻も早く虫は絶滅してほしい。


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