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ステイホームで疲れた心にアートのビタミン/初心者にオススメ!銀座画廊めぐり

2020年6月10日、人生初の画廊めぐり(企画:銀座柳画廊)に参加しました。

普段パソコンかスマホの画面しか見ていなかった私。身体以上の大きさに描かれた作品のスケールにまず圧倒され、じっと寄って見ると色彩の豊かさにびっくり。

スマホのちっこい画面じゃ得られない身体的な刺激……と言うのでしょうか。全身にエネルギーがぶつかってくる感じが新鮮な体験でした。

おうち時間が長く、デジタルにどっぷり浸かっている方こそ画廊めぐりオススメです!

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電子本バージョン(縦書き/スマホでどうぞ!)

https://r.binb.jp/epm/e1_149349_18062020113121

画廊めぐり、ここが良かった!

・じっくり作品が見れる

美術館と違い作品は目と鼻の先に展示されています。ガラスに覆われていないので、色々な角度から作品を見ることができました。光の当たり方によって色の見え方も変わっておもしろいです。

・安心/リーズナブル

銀座柳画廊さんは月に2回、画廊めぐりを企画(なんと10年以上続いている人気企画だとか! 副社長の野呂洋子さんと銀座をぶらり)参加費はランチ込みで3,000円。少人数制なので気軽に質問もできました。

それでは今回、お邪魔した6軒を写真付きで紹介します。

画廊お品書き

1.銀座柳画廊
2.日動画廊
3.花田美術
  お昼休憩/銀座 Sun-mi本店
4.ギャルリーためなが
5.シルクランド画廊
6.銀座ジャンセンギャラリー

1.銀座柳画廊

1軒目は柳画廊さんから。画廊内は広々とした空間で高級感があります。

展示中のメイン作品は岡野博さんと島村信之さん。

岡野先生の作品は自然がテーマで空、海、花、野鳥など見ることができます。優しく包み込まれるような色合いに心が穏やかになりました。鑑賞している間はゆっくりと時間が流れていくよう。

続いて、島村信之先生は写真よりも細かいと言われるスーパーリアリズムの作品。オリジナルは油絵で描かれており、そこからなんと版画で再現された作品が展示してありました。近くで見ても版画とは思えません…(手掛けたのは版画工房アーティー。特殊印刷の世界大会で2年連続で最高賞を受賞!)

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銀座柳画廊さんでは、2020年6月30日(火)から岡野博さんの展示会が開催予定! お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

展示会の詳細は以下のURLからどうぞ。展示会に先駆けてカタログをプレゼントしていただきました! 6月30日からの展示楽しみです。

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銀座柳画廊
Webサイト:http://www.yanagi.com
東京メトロ銀座駅C2出口から徒歩約1分(Google Mapで見る

2.日動画廊

2軒目は日動画廊さん。1928年に創業、日本で最も歴史のある洋画商です。1階と地下に展示スペースが分かれており、今回めぐった画廊の中では1番の広さでした。

お邪魔したタイミングが初夏恒例の展示「太陽展」(今年でなんと第57回!)。薔薇をモチーフにした作品が5〜6点あったのですが、どれも表現方法が違うのに衝撃! 当たり前だけれど、モノの見方や伝え方は十人十色なんだなと再確認できたのが良かったです。

地下の展示スペースは若手画家の作品を多く展示しているとのことです。

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日動画廊
Webサイト:https://www.nichido-garo.co.jp/
東京メトロ銀座駅C3出口から徒歩約1分(Google Mapで見る

3.花田美術

3軒目は花田美術さん。2020年5月に移転したばかりで、シンプル・オシャレなギャラリーでした。

今回たまたま、会長の花田孔男さんがいらっしゃってご挨拶。笑顔が印象的なおじいちゃまで、画廊でちょっとした出会いや会話が生まれるのが画廊めぐりの醍醐味だなと感じました。

移転記念として2020年7月13日(月)〜31日(金)の間、塩谷亮さん(Twitter:@ryo_shiotani)の新作販売があるとのことです。

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花田美術
Webサイト:https://www.hanada-gallery.co.jp/
東京メトロ銀座駅C3出口から徒歩約3分(Google Mapで見る

お昼休憩/銀座 Sun-mi本店

さてここでランチタイム! 銀座 = 高いというイメージですが、少し裏道に入った穴場をご紹介いただきました。

Sun-mi本店さん、面白いのは1棟のビルの中に日本料理・イタリア料理・フランス料理のお店が揃っているということ。その日の気分で上質な料理をチョイスできるのはありがたい限りです。

今回は4階の日本料理 香川さんで舌鼓。「大海老と野菜天婦羅の讃岐御膳」1,200円+税をいただきました。このお値段でこの品目あれば大満足です。銀座が少し身近に感じました。

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銀座 Sun-mi本店
Webサイト:http://www.takamatsu-inc.co.jp/
東京メトロ銀座駅C3出口から徒歩約3分(Google Mapで見る

4.ギャルリーためなが

お腹も膨れたところで4軒目、ギャルリーためながさん。西洋絵画を主に取り扱っており、東京・大阪・パリに画廊を構えています。

画廊内は少し暗めの明るさで、シックなじゅうたん。入るのに少し緊張しますが、ゆったりとした雰囲気で作品を楽しむことができます。

Webサイトではカタログの公開が充実しているのがグッドです!

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ギャルリーためなが
Webサイト:https://www.tamenaga.com/
東京メトロ銀座駅C3出口から徒歩約3分(Google Mapで見る

5.シルクランド画廊

5軒目はシルクランド画廊さん。この日は画廊のマネージャを務めている取締役 顧(コウ)さんに作品を紹介していただきました。

中でも印象的だったのは中国の画家、孫 家珮さんの作品(写真2枚目)。「見たことないけど、見たことある」。うまく表現できないのですが、幻想的で、どこか懐かしい情景に思わず足が止まります。作品詳細はシルクランド画廊さんの公式HPでも見ることができます。こちらからどうぞ。

ギャラリー通信を毎月発行しており、情報発信も積極的。記事の執筆・レイアウトまで顧(コウ)さんが一人でやっているとのことで頭が下がります。

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シルクランド画廊
Webサイト:http://www.silkland.co.jp/
東京メトロ銀座駅C3出口から徒歩約2分(Google Mapで見る

7.銀座ジャンセンギャラリー

最後は、銀座ジャンセンギャラリーさん。名前のとおり、フランス画壇の巨匠、ジャン・ジャンセンの作品を数多く揃えていらっしゃいます。

限られたギャラリースペースでしたが、第一級の名品を間近で見ることができるのは貴重な体験になるはずです。お値段も作品と一緒に掲載されていたのですが、目ン玉飛び出るかと思いました(ほとんど年収じゃないか…)。

「銀座で30年以上、誇りを持って画商をやってるよ」と店主の方がニコッと話してくれたのが印象的でした。帰りにポストカードまでプレゼントしていただきました。ありがとうございます!

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銀座ジャンセンギャラリー
Webサイト:http://www.jansem.info/
東京メトロ銀座駅C3出口から徒歩約2分(Google Mapで見る

以上、画廊めぐりでした。

「絵の見方に正解はない、自分の感じるままに」という言葉を最初にかけてもらったので、カッコつけずに画廊めぐりを楽しむことができました。

私の心の師、ブルース・リー先生も「考えるな、感じろ」と言っていたので、初心者だからこそ頭をからっぽ(言い過ぎ…?)にして絵を感じるのが良いと思います。

コロナがひとつのキッカケになりましたが、デジタルに慣れ親しむ社会の中で、アートに触れる気持ちよさを知れたのは自分にとって大きなプラスになりました。

手軽に非日常と元気がもらえる画廊めぐり、オススメですよ!

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