【マンガでわかる ピーター・リンチの投資術】1.1 「はじめて買った株は将来の投資の土台になる」

はじめて買った株は将来の投資の土台になる
リンチの言葉

「テンバガー」を体現させた投資家

投資の世界では、株価が10倍に跳ね上がる銘柄を「テンバガー」と呼ぶ。

このテンバガーという言葉は、ピーター・リンチが広めたとされている。

彼は、1977年からのわずか13年でファンドの資産を777倍にまで成長させたことで「伝説のファンドマネージャー」と称される。

株との出会いからのテンバガー体験

親族は「株をすれば損をする」「お金が全部なくなってしまう」と考え、リンチにもそう教えていた。

そんななか、父親をガンで亡くしたリンチは家計を助けるため、11歳からゴルフ場でキャディーのアルバイトを始めたことをきっかけに株が身近な存在になる。

大学の講義で「航空貨物事業の将来が明るい」という記事を目にしたことがきっかけで、リンチは株投資を始める。
そこで紹介されていたフライング・タイガー航空という航空会社の株価が上がると見込んだリンチは、同社の株を購入。

当時の株価は7ドルほどしかなかったが、2年で5倍に、最終的にはテンバガーになり、リンチはその利益をビジネススクールの学費に充てた。

リンチはこの出来事を、初恋が将来のロマンスに影響を与えることになぞらえて「はじめて買った株は将来の投資の土台になる」と表現している。

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