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映画の話『月の満ち欠け』

アイドル映画じゃなくて、主人公でもなく、
でも重要キャストで、めめが出る。
「これは見なくては」と何ヶ月も公開を待っていました。

主に大泉洋さんとの宣伝活動も、いつも面白くて、
公開の日を指折り数えて待っていました。


結論。
私は好きですよ。
好きですけど、何か大切なものを描き忘れていませんか?と。
ラストのまとめかたが「画」ありき、すぎやしませんか?と。
残念ながら、ほんのあと一歩、
ストーリーとして納得がいかないので、入り込めませんでした。

途中までは、思った以上にサスペンス要素があったことに驚き、
思った以上の収穫だと満足して観ていたんです。
原作を読んでいる方は、わかっていたことでしょうけれど、
私は未読だったので、「これは…悲しすぎる」と
その輪廻転生の人生の意味がわかって、一気に感情が揺さぶられました。

本当に、最後がなぁ・・・
最後というか、最後手前というか。
彼女が駆けて行く先には、時を重ねた「今」が描かれて、
その上でどんな感情が生まれるのかを観たかったんですよね。
どの形の愛がそこに見つかるのか。
ただのファンタジーで終わらせて欲しくなかったんですよ。
いや、ファンタジーなんですけどね。

私は好きですよ。
もう一度観たい。
映画館ではないけど、もう一度観たい。
原作も読みたい、そう思いました。

余談として。
単に目黒ファンだから観に行った、ということであれば、
確実に一度は気絶していると思います。