やぎの

私は全部覚えてる。君が忘れても全部とっとく。

やぎの

私は全部覚えてる。君が忘れても全部とっとく。

最近の記事

情報的には増えてない。

髪を切った。 「今年はもう髪を切らないから、限界まで短いボブにしてください。」 身軽になった私は、「良いお年を。」と美容師さんに挨拶をして家路に着いた。 今年はもうお会いしないでしょうということ。良いお年を。11月の一方的な別れの言葉。 母親から、「餃子を焼くから、姉家族の家を通り過ぎたくらいでラインして。」とラインが来た。 私の家は、最寄駅から15分くらい歩いて、姉家族の家につき、そこから5分くらい歩いたところにある。 果たして5分で餃子は焼けるのかと思ったが、案の定焼け

    • 5個までだもんね。

      「お迎えにあがりました。」 仕事帰り、家に帰る途中にある甥っ子の家に寄った。 誕生日プレゼントを買う約束をしていたのだ。 こないだ、甥っ子に誕生日プレゼントを何がいいか、母経由で姉に聞いてもらったところ、「ばあばに頼んだからもうない。」との回答をいただいた。 仕方ないので、一緒に近所のコジマに行こうと伝えてもらったら、甥っ子から「わかった。」と返事をもらった。 今日はそんな無欲な甥っ子を欲まみれにしてやろうという魂胆である。 コジマに向かいながら、甥っ子からいろんな話

      • ばあばに頼んだからもうない。

        甥っ子の誕生日が近い。 甥っ子に誕生日プレゼントを何がいいか、母経由で姉に聞いてもらったところ、「ばあばに頼んだからもうない。」との回答だった。 子どもが、欲しいものがもうないことなんてあるのか。 自分が同じ歳の時は、欲しいものなんて無限にあったというのに。 仕方ないので、一緒に近所のコジマに行こうと伝えてもらった。 大量のおもちゃ情報で、ニ度と欲しいものがないなんて言わせないようにしてやる。 私のが欲しくなりそうである。ボードゲームとか。 近々ポケモンスリープに新たなフィ

        • アーティストのまま、大人になる。

          会社のパソコンのスタート画面が、「オールド」という映画の舞台に見える。 「オールド」とは、時間の流れが異様に早い海辺に取り残されて、1日にどんどん歳をとってしまうスリラー映画である。監督はM・ナイト・シャマラン。 仕事をしていると、老け込んでいく感覚があるので、映画と変わらないのかもしれない。 最近の仕事は、人の名前が正しいかチェックする仕事が多い。 知り合いと同じの名前や名字を見つけると、この人はあの石川さんと親戚かなとか、あの佳奈子さんかな結婚して名字変わったのかなと思

          「人生、全とっかえ。」イマーシブフォートに行ってきた

          ※イマーシブフォートに行ってきた日記です イマーシブ系は些細なこともネタバレになるので些細なネタバレを気にする人は読まないでください。 イマーシブとは没入感のこと。 最近、マーダーミステリーなど、「自分自身が物語の登場人物になったかのような」没入感を体験する娯楽が流行っている。 そんな娯楽を存分に楽しめる、テーマパーク「イマーシブフォート東京」に行ってきた。 「人生、全とっかえ。」の劇的な1日を満喫できるらしい。 まず、第五人格コラボの「イマーシブチェイス」を体験した。

          「人生、全とっかえ。」イマーシブフォートに行ってきた

          お酒を飲んだり、ヤギを触りに行ってもいい。

          気合いで起きた朝9時。 ボードゲーム大祭の前に会わねばいけない者たちがいた。 私たちが泊まったコテージの名前は、「山羊の丘コテージ」。 コテージの目の前にヤギが住んでいるのだ。 そして、このコテージの宿泊者限定で、朝10時から、ヤギとふれあえる時間が始まる。 バイシクルのトランプ缶の次の目当てはやぎである。 同じ時間に起きたお友達とみんなでふれあいに行く。 ヤギの餌も300円で購入した。 連日宿泊者にふれあわれているからか、ここに住んでいるヤギは大人しかった。 人間の扱い方を

          お酒を飲んだり、ヤギを触りに行ってもいい。

          友情の証拡張マップ

          新幹線で隣に知らない人が座って、今回の旅は始まった。 事は、去年淡路島に行ったボードゲーム女子たちと、静岡時之栖で開催される、ボードゲーム大祭に行こうと誘われたことに始まる。 私は、根っからの引きこもりで、2泊3日という個人的には長旅に行ったのも、淡路島が久しぶりだった。 悩みに悩んだ末、ボードゲーム大祭に行くことに決めた。 旅の楽しさを教えてくれた、あの時のメンバーとなら、絶対楽しくなると思ったから。 1人で新幹線に乗るなんて初めてで、極度の方向音痴の私はちゃんと辿り着

          友情の証拡張マップ

          その日の湯気は、やけに白く見えた。

          最高気温5度。 今年の冬初めてヒートテックを出した。 劈くような寒さ。耳がもぎれるかと思う。 寒さを忘れるために音楽で耳を満たす。 1〜2月の寒い時期、よくチャットモンチーの湯気を聴く。 短くしたスカート分の寒さ。教室についた時のストーブの匂い。受験に向かう氷のような緊張感。その緊張感を溶かすようなあったかい、でも、張り詰めた教室。 受験への不安を認めないのに、慰め合った私たちはもう、受験の色を忘れてる。 当時、絶望しきっていた私は未来の自分を全く想像できなくて、壊れてしまい

          その日の湯気は、やけに白く見えた。

          積み重なった過去から、未来を決める。

          朝、母と一緒に1階に降りた。 母は家の目の前にコンビニに用があるらしい。 私は仕事に向かうため、母と別れようとすると、母はなかなかコンビニに入らずコンビニの横でしゃがみこんでいた。 何をしているのかと思ったら、落ちていたタバコを拾っていた。 母はコンビニの横にタバコが落ちてると必ず拾っているのだという。 タバコが落ちてることすら気にしたことなかった。 母ほどの善人を私はみたことがない。テレビ以外で。 今日は主任が定年になりご勇退される日だった。 朝礼で主任からの挨拶があった

          積み重なった過去から、未来を決める。

          パンばさみの如くヘアアイロンで威嚇する

          毎日ヘアアイロンで髪の毛のセットをする。 いつものように朝の支度をしていくと、母親が洗面台にやってきた。 パンばさみの如くヘアアイロンで威嚇すると、「その子に食べられたら熱いよ。」と言われた。 挟むことを食べるという発想はなかった。 母は万物にすぐ命を宿す。 そろそろ、社内チェックが入る時期らしい。 なのにもう何年も来ていないそうだ。 上司が「何か掴んでからくるのかな。」と言っていて、少し面白かった。 誕生日に普段使っているスマートウォッチの後継機種を頂いた。 最近はずっ

          パンばさみの如くヘアアイロンで威嚇する

          初めてタクシーアプリを使った。

          初めてタクシーアプリを使った。 どのナンバーの車が来るかもわかるし、タクシーの現在地もわかる。 タクシーってうまく止まってもらうのが1番大変だと思っていたけど、これならそのストレスがなくてとても助かる。 すぐにタクシーが来てくれた。 目的地に着いてお金を払う時、うまく曲がれなかったんでと2100円から100円引いてくれた。 自分のサービスの質を追求している運転手さんだった。かっこいい。 最近は電動キックボードの貸し出しが街にあったりで、「電車乗るほどでもないけど、歩くと遠

          初めてタクシーアプリを使った。

          アレクサが病気になった

          朝起きた父に急にありがとうって言われた。 何のことかわからずにいると、昨日お酒に酔い潰れて倒れてたのを助けてくれたからだそうだ。 他の家族は酔い潰れている父にいつも呆れているから、少しでも優しくされると嬉しいらしい。 肩を貸そうかと声をかけただけなのだけど。 一方母からは「アレクサが病気になった。」と連絡が来た。 反応はしてくれるけど、音楽はかけてくれないそうだ。 ネットがうまくつながっていないだけだったみたいで、「風邪ひいただけなんだね。」と母親は解釈していた。 万物に優

          アレクサが病気になった

          年賀状のはがきがあたった。

          た。 今日は年賀はがきのくじの当選発表日だった。 今年は例年よりも多く3枚届き、1枚のはがきが切手シートに当たった。 3枚中1枚が当たるなんてすごい確率である。 その当たったハガキなのだけど、昔から友達の夫婦からきた2人が結婚した時の写真のハガキだった。幸せは運も呼び寄せるらしい。 今日はその素敵な夫婦2人について日記に書きたい。 長い付き合いだと思うけれど、実はすごい2人のことを知っているわけではない。 女の子はすごい賢い。会話から滲み出る賢さがある。すごすぎて賢さ

          年賀状のはがきがあたった。

          例えばお札とか。

          ドラマの告知が電車の広告に溢れる時期になってきた。 広告にも人がたくさん写っているので、電車の中の人口密度が普段よりも多くなる時期だと思った。 最近気づいたのだけど、いつもお昼ご飯を買うコンビニのおにぎりの位置が毎回違う。 まいたけおこわを買ったつもりが、炒飯おにぎりを買っていたので気づいた。 おにぎりには値札がないから毎回位置が変わるのだろう。札はいつでも物の動きを制限してくるなと思った。例えばお札とか。 会社で仕事をしていたら、別の部署の先輩たちが話している声が聞こえ

          例えばお札とか。

          冬の朝日は黄色い。

          冬の朝日は黄色い。 起きると電気をつける癖があるので、明るくてもつけてしまう。 私の部屋の電気は暖色だから部屋が黄金に輝く。 光に包まれてる感じがする。 私は朝がとても苦手で、毎日布団の中で今日は休んでしまおうかという気持ちと葛藤している。 でも、大体今日やらなきゃいけない仕事を思い出し、えいやっとなんとか起きる。 今日も、職場の人に早めに確認しないといけないことを思い出しぐずぐずと起きた。 家を出て、マンションのエレベーターに乗った。 今気づいたのだけど、私の住んでいる

          冬の朝日は黄色い。

          初詣に行った。

          初詣に行った。 去年買ったお守りを持ってくために探していたら、スーツのポケットに入っていた。 去年はそういう年だった。 スーツで戦い勝ち得た年。 最近初詣に行っているのは、乃木神社。 ここのお守りは中身とガワがカスタマイズできるお守りが売っている。 他にも夫婦で持つお守りもとても可愛らしくて人気らしい。 可愛らしく、神様が日常に馴染むお守り。 乃木神社のお守りを持つと、神様がささやかながら見守ってくれているに違いない。 しかし、私はいつも違うお守りを賜る。 もちろん最初、

          初詣に行った。