うんとえん

ジェーン・スーさんと堀井美香さんのOVER THE SUNというポッドキャストを毎週楽しみにしている。
「今週もよくぞよくぞ、金曜日まで辿り着きました」の言葉で、胸がスっと軽くなる。

萎びた心と体の目の前に、出来たてのオムライスとコーンスープが食卓に並んでいるような柔らかさと、ケチャップをかけすぎて塩っぱくなったオムライス、あるいはスープが熱々で舌を火傷するような厳しさがある、お母さんのようなラジオだ。

先週のエピソード88で、お二人が盛り上がっていた「運と縁」について思うことがあったので、久しぶりにnoteを書こうと思った。(単純に書くネタが無かっただけなんだ!)

就活を1か月前くらいに終わらせた。
シンプルに、来春からお世話になる御社にしか、内定を貰えていなかった。なので、完全に燃え尽き症候群になってしまったように感じる。
いや、違うな、燃え尽き症候群になるくらい充実した就職活動ではなかったわ。
興味のない企業の面接はブッチしたし、そのくせ面接が通らないと、この世の終わりかというくらい凹んだ。
そんなこんなで、悩んだことには悩んだが、早々に内定承諾を出し、金髪に染め、東京生活をあっさり4年で手放すことになった。

就職活動って、本当に「運と縁」だなと思ったこの1年間だった。
だって、私が御社に内定を貰えたのも、「運」が本当に良かったからだからなのだ。
時期がズレたインターンが選考直結に変わった「運」
オンラインの集団面接で自分以外の就活生がカンペをガンガン読んでいた「運」
「縁」の部分はピンとこないが、御社の方針と私の将来性が合致していたことを思い出すと、「縁」…なのかなと思ったりする。

今のバイト先も「運と縁」があって、4年間も働いているんだと実感したり、しなかったり。

大手CDショップの求人が無く、たまたま見つけた今のバイト先の求人。
人見知りしすぎて、誰ともしゃべろうとしていなかった自分と仲良くしてくれた人たち。
レコードの知識なんて皆無だったのに、4年経った今ではカリブ海の波の音のレコードを買っちゃったりしている。(ちなみに、睡眠導入音楽としては最高)

母はよく「ご縁があったんだね」と言っているが、この「運と縁」を思い返すまで、「ご縁なんてクソ喰らえ」と思っていた。

というのも、人生って「運と縁」続きなんだろうなと思ったからだ。
その瞬間は思っていなくても、後々気づくものなんだろう。
「ああ、アレって運が良かったんだよな」とか、「縁があったから、ああいうこともあったんだな」と思う日の連続。そうして、わりと全部丸く
収まっていく気がしている。

こういう点と点が繋がった時、ちょっと嬉しくなったり、ちょっと納得できたり、生活が続いていることを思い知らされるのですわ。

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