雑記「『エージェント・ウルトラ』を見た」

これもなかなか面白かった。

【ストーリー】
田舎町のコンビニでバイトをしながら、恋人フィービーと幸せな同棲生活を送るマイク。
愛するフィービーへのプロポーズのタイミングを探っていたが、いつもチャンスを逃してばかり。
ある日、マイクは謎の殺し屋二人組に命を狙われるが、体が勝手に反応して二人を一瞬で撃退してしまう。
自分の能力に怯えるマイクはフィービーに助けを求める。
実はマイクは、CIAに生み出された高度な戦闘能力を持つ最強エージェント(諜報員)だったのだ!
CIAはマイクの存在を抹消すべく次々とタフな殺人兵士を送り込んでくる。
はたしてマイクは無事にフィービーにプロポーズすることができるのだろうか……!?

アマゾンのストーリー紹介より。

※ネタバレ注意!!※

頭空っぽにして見れる系の程よいアクション・ギャグ・エンタメだった。

アクションはまあほどほど面白かったが、それよりも主人公とヒロインの関係が実によかった。お互いを想い合っている感じが良く伝わってくる描写があって、なんだか切ない気持ちになった。

そして中盤。ヒロインもCIAのエージェントだったことが判明する。これまでの恋人関係は全部嘘だったの?と繊細な主人公は打ちのめされる。

そう、ちゃんと打ちのめされている。主人公はもう何を信じたらいいのか分からなくなり、右往左往して、それでもヒロインを助けるために戦いに行く。王道で素晴らしい。

エージェントとして覚醒した後も、主人公の情けない部分とか抜けてる部分がちゃんと残ってていいなぁと思った。こういうキャラを書きたい。

それにしてもギャグはずるい。何をやっても許せる下地がずるい。突然シリアスをぶち込んでみる人をびっくりさせることもできるし。

……逆だとどうなるんだろ。シリアスな下地に突然ギャグをぶち込む。ほっと気が抜けて良いのか? 要はバランスの問題か。

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