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【高橋(長島) 純郎】2023.4.16第37回宮古島トライアスロン大会 総合116/1107位(年代別22位) 8:03:28

順位:8:03:28 116位 40-44歳男子22位 (出走1107人) 

公式リザルト
ガーミン955のログ

いつか出たいなっと思っていた宮古島トライアスロンを走ってきた。
30歳の前半ころ45過ぎたらIronmanとぼんやり考えていて、いつのまにか今月末でその歳になる。
八重山や沖縄、そして宮古島に縁ができて、人と土地がつながり、そんな中を応援してもらい走る贅沢な体験 今回も宮古島で走らせてもらえた。
このレポートでは当日の様子を記載する。

使用機材

ウェア:BIORACER ICON ROAD RACE AEROSUIT Mサイズ
【BIKE】
フレーム:BRIDGESTONE RP9 510
F&Rホイール:DT Swiss ARC1100 dicut DB 50
タイヤ:Conti 5000 WO 25c+vittoria Latex(前後5.8bar)
※前々日にRパンクでブチルチューブに変更
コンポ:Shimano Ultegra R8000+Pioneer 9100
DHバー:DEDA PARABOLICA ALTA UNO
ヘルメット:Giro Aerohead MIPS Lサイズ
【Swim】
ウエットスーツ:2XU P1 プロペル Mサイズ
ゴーグル:Swans SR-81PAF ASENDER
【Run】
シューズ1:アシックス METASPEED SKY 27.0cm
シューズ(予備デュアスロン用):Nike ZoomFly5 27.0cm   

12月からレースまでの練習距離

12月から結婚式準備に、1月に岩手帰省、コロナ感染
2月結婚式(披露宴中に倒れる)、しばらく体調不良で3月から動けるようになった。

スイム

経験:小学生の頃水泳教室(ピープル)通ってた。大人になってから数年に一度トライアスロン走ったらレベル。伏し浮きから再開。
12月伏し浮きとか。記録なし
1月 650m
2月1650m
3月10100m
4月5475m
もう少し泳いでいるけど記録なし。

ラン

経験:たまに気分転換に走る程度。数年に一度以下略

12月52.6km
1月 37km
2月49.8km
3月52.4km
4月44.4km

1.目標

スイムもランも初めて走る距離だ。なので目標は完走。
とはいえ、RXのジャージを着ている以上恥ずかしい走りはしたくないので、全力を尽くす。スイムは生きて戻ること、バイクはシロサトTTの結果をベースに、そこより出力を落として205-210watts程度で、ランを5:30/kmでまとめたい。

2.レース

レース前

4時半に起床した。調子はぼちぼち。
シャワーを浴びて妻と朝食をとる。
朝食はレトルトのカレーにさとうのごはん二人前。トゥリバの宿からスタート地点の東急ホテルまで妻が運転してくれて車で向かった。
そして自転車のところで準備していて気づく。冷蔵庫の中にドリンクボトルを2本とも忘れた...
妻は一度宿に戻る予定だったので、久松のファミマでボトルの受け渡しをお願いした。

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なにぶん久しぶりすぎるのと、宮古島トライアスロンの勝手がわからないのでその辺の人にスイムのトランジットの流れなどを聞く。
トイレを済ませ、ジョグしたりストレッチしたりして体をほぐす。特に肩甲骨周りを重点的に動かす。トランジションバックをセットして砂浜へ

Swim 3km(2*1.5km)

記録:1:08:38
スイムチェックをして、スタートを待つ。。。
未経験の距離なのと久しぶりすぎるトライアスロンで緊張している。
まわりをみて、深呼吸をして体をほぐしながら前に出た。7:02スタート!
1周目
前の人に続いて海に入る。
頑張りすぎないよう意識して泳ぐが、周りに人が多くぶつかるので神経質になる。けど金曜日に1.5km試しで泳いだので多少気分は楽だ
波に酔いそうになるけど休みながらどうにか進む。
ウェットスーツを着た状態でどうやったら楽に進むか試しながら泳いだ。抜かれるけど抜かすことも多いので、どうにかなってる!とうれしくなった。
浜に上がり、くちを水ですすぐ。そして一度ぐぅーーーっと伸びをしてから再度海へ飛び込んだ

2周目
人も少なく、けど少しロープより離れたところを淡々と泳ぐ。一度泳いだコースなので、「わかっている」分楽だ。
また少し泳ぎ方のコツがわかった気がした(結果遅いから気がしただけ)
浜が近づくと波に乗って進むので楽しい。
浜をあがり無事泳ぎ切った。はじめて3km以上泳いだ。少しうれしくなった。
Garminログ:3,297m-1:07:38-655kcal

ペース 疲れて途中で休んでる
参考までに前日の海

トランジット1

浜を上がり、トイレに駆け込む。
その後ホテルの中庭にあるトランジションバックを受け取り、バイク置き場に走る。
バイク置き場の手前の給水あたりで、水分をいただき、まわりの見様見真似で芝生に座り着替えつつ補給をとる。 
ジェルと固形で240kcalほど。
ペットボトルに水を入れておいたので体の塩と砂を落とし靴下をはきバイクの準備完了。
Garmin記録:10:28 かかりすぎ

BIKE 123km

バイクスタート直後 ガーミンのトライアスロンモード便利
撮影しまこさん


記録:3:34:41
さて、メインのバイクだ。
コースは、下地の東急リゾートから池間島、東平安名崎、東急リゾートと島を1周して、また狩俣の手前まで走って高野漁港の前を熱帯植物園方面に走って運動競技場に向かう。
東急から池間は追い風、池間から東平安名崎は長めで単調な景色のアップダウンと向かい風となる。

意識的に抑えめに入る。まだ選手が多いので選手と路面に気を付ける必要があり、それゆえ頭が上がる。
下地診療所の前で打出先生が応援してくれていた。ありがとう!と手を振る。
妻が待つ久松のファミマで停止してドリンクを受け取る。
そこからが本番と考え、下って下りの勢いを活かして淡々と回し始めた。目安は220watt。スピード重視で省エネを心がけて進んだ。

狩俣集落の手前の道で急に横の民家の砂利道から目の前にサッカーボールが横切った。そしてボールは縁石に跳ね返ってそれにぶつかりそうに...
が間一髪回避できたが、今大会で一番ヒヤリとしたときだった。

僕はロードバイクだけど、それなりにコンパクトなフォームのおかげか、ほとんど抜かれることなくひたすら選手を抜いていった。バイクゴールまで抜かれることはなかったはず。まぁスイムが遅いので…速い人たちはすでに遥か彼方に。
城里TTに比べると条件が違いするぎるので、いまいちスピードに乗らない。

池間島を回って、向かい風とアップダウンの長い道が東平安名崎まで続く。
遮るものがない道、宮古島の太陽が身体を照らす。気温は30度を超える見込み。暑さで集中力が持たない。
考えていた以上にエネルギー消費があり、補給食が足りなそう...前方に点々と見える選手を目標に、淡々と進む。辛い時間帯だった。

東平安名崎を回ってアップダウンに入る。美しい海が見えて、コースもメリハリがあり、好きなところだ。登りは頑張りすぎず、下りは飛ばして平坦は下りの勢いを活かして省エネで走る。
沖縄の有名な畑先生に登りで声をかけていただき、元気が出た。
気分よくアップダウン区間を駆け抜けた。

実はボトルの水の残りが心もとない。
下地の球場に向かう途中の補給所でボトルを受け取らなければいけなかったが、落としてしまった...この次のエイドはパイナガマでプラカップだったはず...
暑い...ボトルの残量を節約しながら走るのはストレスだった。
前を走るライダーはさらに減っている。

久松のローソンで妻に手を振り、残り25kmくらいだ。補給食は尽きた。ボトルは水が1/3以下。
市内を抜け、大浦湾に向かう、まもる君がいるあたりで「ぷつぅ」と集中力が切れた。はっきりとわかるくらい切れた。
寒気もするし、パワーも出ないし、心拍もあがらない。TTバーを握るもの辛くなった。この先補給所もない。残り15kmくらい。
たーまに前に現れる選手を目標に、とにかくTTバーを握ってゆっくりと前に進んだ。170wattがせいぜいでとにかく辛い時間帯だった。

非常に辛い時間帯だった 頭の位置も高い


どうにかバイクを走り切り、トランジションエリアにふらふらで歩いていく。宮古に移住してこの大会を支えている大村君が声をかけてくれた。
-Garmin記録:3:35:39 122km av34km/h-153bpm-av188w-NP203w- 89rpm-2729kcal

後半(昼前)気温が上昇、心拍があがり、ぷつりと力尽き上がらなくなる
出力

トランジット2

自転車をボランティアに渡し、ランバックを受け取る。お礼を言って、ランの準備をする。熱中症を想定してOS1 500mlペットボトルを入れておいて正解。それをあおり、ランバックにいれた補給食を貪る。
経口補水液が真夏に飲む冷えたビールのように美味かった。

会場のアナウンスでバイクで抜いた人たちが帰ってくるのがわかる。相当ペースが落ちて時間を詰められたようだった。
Garmin記録:4:41 かかりすぎだがしゃーない

ラン 30km

初めて走る30kmもの距離。ハーフマラソンの距離すら人生で5回ほどなのに...
あとはゴールを目指すのみ。幾分気が楽になり、屈伸してから、リズムができるまでゆっくりと走り始める。たくさん抜かれる。

コースは、宮古島の真ん中くらいにある運動競技場から、平良港まで降りて、すぐ折り返して登り基調で空港をかすめ、太陽をさえぎるものがないアップダウンをこなしながら
反対側の高野漁港のほうまで走って、また折り返しさえぎるものがない道を登って球場に戻る1周15kmを2周するレイアウトだ。

走り始めてすぐ気づいた。めっちゃトイレに行きたい。トイレトイレトイレ...なかなか見つからず平良港を折り返して、下里大通りの急坂を歩く(2-3km経過)。
ぷちまーとでトイレ借りるか!と考えたけど、みんなが応援してくれるところなのでグっとがまんして、妻や伊波さんに笑顔で手を振った(つもり)
その後空港までの登り基調の途中、限界手前でトイレにイン。

ぷちまーと前 伊波さんが作ってくれたノボリ 2周目
いつもありがとう ぷちまーと

走っていたらペースが合いそうな人いたので行けるところまでと思い後ろについて走った。応援が多くて楽しい。また私設エイドもあり、助けられる。本当にありがたい。バイクコースと交差する高野漁港の折り返しで「やぎさーん」とバイクから声をかけていただいた。Rx&Coの仲間だ。
元気が出る。ペーサーさんに一瞥して前に出た。
スタジアム直前の急坂が嫌になる。

2周回目に入る。
バイクを終えたばかりの選手たちも合流して道には選手たちがたくさん。脚が合いそうなグループにジョインして淡々と距離をつなぐ。
とにかくシューズのクッションを活かしつつ楽に走るようにイメージイメージと頭の中で繰り返した。
というか、口でリズムを刻みながら進んだ。
下里大通りの降雪市場前では高校生たちのブラスバンドが炎天下の中演奏とダンスをしてくれている。僕は走りながらリズムに合わせて手でダンスの真似をしつつ、応援にこたえた。ぷちまーとで妻と伊波さんに手を振って(つもり)、ゴールへ向かう。あと12kmくらい。

しかし、空港に向かう登り基調で一気にペースダウンした。両足の指の痛みが増し、それに伴い疲労も意識に上り足が止まった。
5:20/kmくらいのペースから一気に6:30-7:00/kmへ...比較的楽しかったランも苦痛しかなかった。
ペーサーさんにも追い抜かれ、残り8kmが異常に遠かった。文字通り這うように足を前に出す作業を繰り返す。
キロ7分前後で炎天下を進み、エイドではコーラと補給食でエネルギーをとる。最小限のストップにする。歩いたら負けと決めて、這うように進む。

最後の坂は意地でも走り、競技場へ入った。前後に選手はおらず、妻を探しつつジャージを整えた。
ゴールライン手前で妻を呼び、一緒にゴールした。
とにかく走り切れたことに感謝し空を仰いだ。
妻に感謝し、日影で腰を落とし身体を落ち着かせた。
-Garmin記録:3:04:49 30.71km ペース6:01(分/km)-148bpm-2214kcal

ゴール 撮影しまこさん
2時間くらいで足が止まった
高低差 暑いしきつかったー

3.宮古島トライアスロンを完走して


開催してくれた、そして応援してくれた宮古島の皆様や関係者の皆様に感謝しかない。
妻をはじめ、のぼりを作ってくれ盛大に応援してくださった伊波さんや下地診療所の打出先生、上地広男さんら宮古島の友人たちが居たからこそ
走り切れた。
また来年...当選したらまたチャレンジしてみたい。

4.来年に向けて

さて来年出るとしたら、目標はどのへんか。
上位のタイムを眺めてみる。総合はむり。エイジはどうか。同様のコースで7:20:00台がラインとなる。これは総合45〜58位にあたる。かなり努力すれば…
バイクTOP10の10位との差は17分。かなりあるな。。。
改善ができるとすれば、スイム(3分減)とラン(10-15分減)、バイク(5分減)トランジション(計6-8分減)あたりか。頑張れば…ということで25分前後短縮して、7時間35〜40分あたりになればうれしいかな。

バイクtop10

バイク

まぁ身体も太いし練習不足だったのは否めないが…昔出たIM70.3台湾より遅かったので、そこまでは戻したいのと、補給が足りなかったのと水分管理がダメだった。120kcalの補給食を3つ増やしてよい(カフェイン入り)。
機材はロードでもいいかな。そんなに出ないし。
1年使ったタイヤだったのでタイヤは変えよう(変えるつもりだった)。あとラテックスチューブの予備を持っていく。

ラン

ランシューズは直前で購入して、5kmくらいしか走っていないものだった。ちょっときついかなと思ったが、馴染みが出てなかったのか、血爪となり後日両足の爪が剝がれた。
ランシューの選び方もしくは履き方を知らなくてはならない。
また走り方もまったくなっていないのだろう。初心者もいいところなので改善の余地があろう。


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