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9月の見て良かったリスト

池袋のグランドシネマサンシャイン、なんかノーランから手紙もらってましたね。

ノーランの字、ちょっとウォルト・ディズニーっぽいというか、そこまで綺麗ではないなりに"夢見るサイエンティスト"って感じの意外とかわいげのある字なんだな〜って思った。フルサイズIMAXで見るインターステラーよかったです。そんな9月の見たもの感想まとめ。わりとアニメ気味。

1本目:劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」Ⅲ.spring song

タイトルからも分かる通り、今春公開予定だった作品がやっと8月から上映開始になりました。上映できて本当によかったね。春来たねえ。よかったね。
Fateは個人的にzero、UNLIMITED BLADE WORKSと見てきてた中で、「何がしたいのかまるで分からない"一方的弱者" "自分からは何もしない存在"」に見えていた桜が、HF1章でグッと印象が変わったのが楽しかった。もちろん、もともと一本のゲームだった3シナリオをそれぞれ単独で順番に映像化した結果として、HF以外の桜は存在感が薄いんだけど、
だからこそプレイヤーが感じていた「君は何なの?」という疑問感がHFで解決する構成は大変気持ちがよい。原作未プレイ者なりに追体験できた気がする。

凛と桜、2人連れ立って歩くシーン、冬、さらっとすれ違うクソつよ人物、最高〜〜〜!!

2本目:蒼き鋼のアルペジオ(テレビアニメ版・劇場版「DC」「Cadenza」)

テレビ版はリアルタイムで少し見てたんだけど、多少艦船や潜水艦に関する知識がアップデートされたので再視聴。原作も少し読んでみたんですがコレ、萌え系ミリタリーのガワを被ったがっつり潜水艦モノなんですね・・・

この作品における艦船たちは、船としての形とは別に「メンタルモデル」と呼ばれる、女性の見た目をしたインターフェースみたいなもんを持っている。かつそれぞれが自立した思考能力とか考え方とか性格を持っているので、船に誰も乗ってないのに自分で行動したり人間と接触したり戦闘もできる。艦これが割と純粋な船の擬人化であるのに対して、こっちは見た目を人間にできるだけの「しゃべる船」であり、彼女たちに下される使命「アドミラリティ・コード」に対して、および敵だとされている人間との交戦を経て彼女らが何を感じどう考えるかがアニメ版の主軸になっている。

なのでメチャクチャ喋る。ハイテクお船の迫力戦闘シーンはもちろん見どころなんだけど(特にCadenza)、3DCGでも遜色なく演技するキャラクターのほうも大変見応えがありました。テレビ版は回を追うごとにキャラのモデルやアニメーションがブラッシュアップされていった印象。各キャラがちゃんと考え、ちゃんと喋り、ちゃんと演技するので「船同士の戦闘→〆はメンタルモデルが相手の船に乗り込んで直接対決」という流れが大変気持ちいい。決して流行りに乗った安易な兵器擬人化アニメではなくて、むしろかわぐちかいじとかに近いところあるんじゃないか、と思いました。

やっぱそう考えると、戦車乗り回しておきながら戦争についての話を一切しないガルパンのほうが異色中の異色なんだな・・・宇宙戦艦ヤマトだって戦争の話なのに・・・

3本目:シドニアの騎士(1期)

3DCGアニメつながり。シビアな戦闘と主人公ハーレムラブコメを行き来するので脳が疲れる。戦闘後に遭難して2人っきりになったりするのはいいけど、大量の死者を出した直後に恋仇と喧嘩したりするのやめ〜〜〜〜い
この辺はそれを補填する描写や説明もないので、そういうもんだと割り切ってツッコミながら見たらめちゃくちゃ面白い・・・ハードSFとラブコメをミチミチに詰め込んだ30分が一瞬で溶ける・・・
今2期見てるので、来月のまとめを書く時に細かい感想書きます。

4本目:インターステラー

とっくに見たことあるんだけど、今ならフルサイズIMAXで観れると聞いて対策の上で池袋行ってきました。やっぱよかったっすわ。観たのに。

フルサイズノーランin池袋については説明すると長くなるので省略しますが、がんばって短く言うと「クリストファー・ノーラン自身が監督して撮影・編集した本編映像そのものが日本で上映される、至極当然のようで実は一部の映画ファンが飛びつく状態」でした。詳細はいずれ書くやも。

語りに語られた映画なので今更感想らしい感想もないのだけど、画面がでっかい分、今まで気づかなかった点にも気付けたりはした。たとえば中盤のマン博士の惑星にて、マーフからのビデオレターを見た二人が「重力制御がムリなら、そもそも移住計画は初めから不可能だったってこと?」みたいな会話をマン博士としてるシーン。

ショックでクシャクシャになったアメリアが、もう梅干しみたいになってて少しウケてしまった。今まで気づかなかったのが不思議なぐらいクシャクシャだった。1時間5分ぐらいのところなので、次に見る機会があれば是非見てほしい。

あと、時節柄諦めていた「テネット冒頭6分予告」がフルサイズIMAXで見られてメチャクチャ興奮した。テネット本編は後日通常のIMAXで見たところ、たった6分の比較しかできないけど確かにフルサイズの方がなんか・・・なんかよかったんですよね・・・なんで?ちょびっと上下に長いだけなのにすごい。

石野卓球?

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