ヤギのコト①わたしが愛してやまない存在
わたしはヤギを2頭飼育している。
まずは簡単な紹介を。
長女の明(めい)。
2022年4月時点で3歳。
推定体重60kg。
ザーネンとシバヤギの血が濃いMIX。
色は白。ひねりのないツノで洗濯板みたいなギザギザがある。
瞳は土星と金星の間のような黄色。
産まれた時、オス2頭メス2頭のヤギ家族でひとりっ子。
彼女は生後2ヶ月で乳離れした後に
わたしの所に来てくれた。
生後1ヶ月くらいの時、どんな可愛子ちゃんかと見に行ったら
座っているお母さんの後ろにかくれて、目と耳だけ見えた。
ドキドキした。
長男の了(りょう)。
2022年4月時点でおよそ10ヶ月。
推定体重20kg。
アルパインの血が濃いMIX。
色は茶色でところどころ黒い。
頭のてっぺんだけ白。
ツノは除角済みで生えてこない。
ちなみにタマタマもない。
瞳は土星の色。
産まれた時は30頭ほどの大家族でお姉さんが2頭と、同じ時期のちびっ子もたくさんいた。
除角済みの去勢オスと決めていたので、当てはまるのは了だけだったし、
姉が2頭いるので、明ともうまく同居できるかなと思った。
「ウチのお姉ちゃんちょっと怖いけど来てくれる?大丈夫かな?」
終始聞いていた。
ヤギについて書き出すと
文字が地球一周しそうなので、
今日は、わたしにとって明と了がどんな存在かを書こうと思う。
注)ハリーポッター妄想入ります。
明は、了が来るまでほぼ3年間
ヤギ族としてはひとりぼっち。
わたしはできるだけ向き合った。
ヤギの気持ちがわからない時も多いけど、どこかで繋がっているわたし達。
「自分の子供みたいな存在?」
「家族みたいな存在?」
とよく聞かれるが
たぶん、ちょっと違う。
『明は、わたしの「分霊箱」』
魂を分けて納めて置く箱の事だけど、必ずしも箱とは限らず、
わたしの分霊箱は明なのだ。
わたしが死んでも、
明が死ななければわたしは生き返る。
魂を分け合っているのだ。
わたしの魔法の杖は
月桂樹の木で出来ていて
芯には金毛の山羊のヒゲが使われている。
見た目は真っ直ぐだけど
スクリューのようにネジネジしていて、色は深みのあるシックな茶色。
良く使い込まれていて
わたしの手の脂で程よく光っている。
この杖を使って
「エクスペクト・パトローナム!」
と唱える。
この時は幸せな想い出を思い出しながら唱えなければならないが、
もちろんわたしは明と散歩し、
時には草原でゴロゴロと寝転ぶ幸せな時間を思い出す。
そうすると守護霊が出て来て
窮地から救ってくれるわけだが、
もちろん守護霊の姿はヤギだ。
明に似ているけど、ぐりんぐりんと外に向かって捻じれた立派なツノを持つ白く輝く美しいヤギ!
あぁ!
なんて素敵なんだろう!!
了は生後3ヶ月くらいでウチに来てくれ、明のお友達として明の為に迎えた。
ちょっと怖いお姉ちゃんともうまくやってくれ、逞しく育っている。
ヤギは厳しい縦社会で生きるので
リーダーわたし、次に明、その次が了なので、わたしと明に従う了。
なので了の意志は感じにくいのだが
甘えん坊で活発。
頭も良い。
ベタベタに懐いてくれて
ぬいぐるみの様に可愛い。
ハリーの白ふくろう、ヘドウィグ。
ロンのねずみ、スキャバーズ。
ハーマイオニーの猫、クルックシャンクス。
わたしのヤギ、了。
ふくろう便で届いた手紙は、読む前に了に食べられてしまうだろうな。
「あーっ!了ちゃんまた食べちゃったの!?」
「んベーぇ(おいしかった)」
結論はふたりとも可愛いし
愛しいんだメ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?