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ハルウララ

「久方の 光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ」
百人一首33番 平安時代に残された名歌
暖かくなってきた春の日なのに慌ただしく散る桜を惜しむ気持ちを歌ってるらしく、昔も今も心は変わらず残り続けてるんだなと少し安心した。

気がつけばもう5月が顔を覗かせている。

ここ最近も色々あった。
正直自分のスペックをオーバーしていくことばかりで何かを妥協しないと前へ進めないような嫌な毎日が続くし、余裕が無くなっていくことにも気付けなくなってきている。

花見をした。
季節を感じられるような生き方ができるようになったのは大人になったからか、嫁と出会ったからか桜を見ながらご飯を食べるだけで充分に幸せを感じるようになった。
学生時代とは違って働き出してからは日々いろんなことに追われて息苦しくなっているけれど、そんな日々の中に垣間見えるオアシスのような時間がたまらない。
コロナ禍で思い通りにいかない毎日も、何か自分の中に蓄えられるような時間へと変換していくために本を読もう。
いろんな世界を見てみたいし、歩けるうちにいろんな景色を見てみたい。大きなジャンプの前に力を貯めるように今は蓄えていくことに力を使おうと思います。


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