優しさ
優しい人にはなれなかった。
昔から優しいねと言われる事が多かった。
その言葉を聞くたびに嫌気がさしていたのは、人に嫌われるのが怖くて優しいふりをしていた自分を分かっていたし、誰もそれを気付いてなかったから
本当に優しい人が損をする世の中、きっとこんな風に優しいふりをした人たちが沢山いるからなんだろな。
今日見た夢に高校時代付き合っていた子が俺に言った。
まだそんな優しいふりしてたんだ。
君の優しさは優しさではないよ、誰にも嫌われないように振り撒いた親切心だよ。
好きだった人からそんなこと言われるとも思ってなかったし夢と言えども言葉にされると心に重く刺さるなと憂鬱な気持ちで目が覚めた。
でも最近思うことは人に嫌われない親切心は社会に出ると利用される。
これもあれもやっておいて、ありがとうと便利屋のように使われ疲弊していく毎日。
本当の優しさとは何だよ。
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