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リスボン滞在日記 [week12]:欧州⚽

リスボン滞在12週目は、研究とサッカー(&日本との諸々の打ち合わせ)漬けで、あっという間の一週間でした。あと、SEF:Serviço de Estrangeiros e Fronteirasと呼ばれる移民局で面接を行い、1年以上の長期滞在に必要な滞在許可証を無事にゲット❗(正確に言うと、許可証=カード自体が届くのはまだ数週間、場合によっては数ヶ月先になるようです。とは言え、これで晴れて旅行者/出張者から住人モードに気分も切り替わりました👍)

研究については、10年ぶりくらい(?)にまとまった研究時間が作れたので、ちょっぴり欲張って複数の研究プロジェクトを並行して行っています。具体的には、買いだめ、マッチング、大学入試制度、繰り返しゲーム、キャンセル料【注】あたりの現在進行系のテーマを進めつつ、それと同時に、お蔵入りしていた不良在庫的な過去の草稿を掘り起こしているところ。日本にいたときは、がっつり集中できる研究時間は、平均するとたぶん週に数時間くらいしか無かったように思います。しかも、少しでも油断(?)すると、大量の締切・タスクに追われている現実に引き戻されてしまうという… リスボンにいる間は、日本時代に慣れてしまった「こなす=生きのびる日常」ではなく「考える=たのしむ日々」をできるだけ実践していきたいです。

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写真はリベイラ市場にある名物フードコート「タイムアウトマーケット」。コロナの影響でずっと閉まっていたのですが、今月からついに再開していたようです❗選びきれないくらいたくさんお店がある中で(むしろ、だからこそ?)凡庸にもに寿司とピザを頼んでしまいました…😅 どちらもお味は👌だけど、ちょい割高な感じ。室内なのに開放感たっぷりで、とても居心地の良いフードコートでした。しかもサッカーのパブリックビューイングまで⚽️ 目下白熱中のユーロ2020開催期間中に、ぜひまた足を運んでみたいです。

ところで、テレビ観戦とは言え、時差に悩まされることも無く、サッカーの本場で日常の一部としてこの超ビッグイベントを観戦できるのは、サッカーファンの一人として本当に幸せです。世界最高レベルのサッカーが“身近”にある、というのはこんなにも素晴らしいことなのですね❗今さらながら、ヨーロッパのサッカー小僧たちが羨ましいです。僕も、この環境で育っていれば、もっとうまくなっていたに違いない…(冗談w)

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こんな感じで、広場やカフェ・バーなど、パブリックビューを至るところで目にします。そうそう、ポルトガル🇵🇹のゴール直後に、近所のテラス席でテレビ観戦していた人々の大歓声が聞こえてきて、自分たちが世界/世間と繋がっているという実感が湧きました。と同時に、大切なこの“一体感”を、コロナのせいで随分と長いこと忘れていたなぁ、とも。サッカーや研究を通じて、ぜひこの国や人々ともっと繋がっていきたいと感じました😉

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死の組「グループF」に入ってしまった前回優勝国のポルトガル。決勝トーナメント進出をかけて、明日の20時から強豪フランス🇫🇷との決戦に挑みます。必勝を願い(❓)、僕も本格的なとんかつをばっちり食べておきました😋


【注】先日出版された、法律/法学関係者向けの論文誌『現代消費者法』(No.51、36-42ページ)に以下の論考を寄稿しました。
キャンセル料とインセンティブ設計の経済学
この内容を膨らませる形で、「法と経済学」的な研究も進めています。

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