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リスボン滞在日記 [week2]

3/28(日)にポルトガルに入国してからちょうど2週間が経ちました。ポルトガルは4月15日まで非常事態宣言中ですが、次のような形で少しずつ制限が緩和されつつあります。(以下は日本橋夢屋さんのサイトから引用)

【広く適用される一般的ルール】
○ステイホームの義務はイースター(4月4日)まで維持。
○市(Conselho)間の移動の禁止:3月20日・21日の両日および3月26日から4月5日。
○在宅勤務(テレワーク)は、可能な限り引き続き必須。
○店舗の営業時間は、平日は21時まで、週末・休日は13時(食品小売の場合は19時)まで。

【4月5日からの緩和・再開対象】
○小学5年及び6年生、中学生(および同じ年齢の学童保育)の通学。
○面積200平方メートル未満の路面店の営業。
○美術館、モニュメント、アートギャラリー、宮殿など。
○障がい者関係の社会施設。
○食品以外を扱う屋外・屋内市場(ただし市の決定による)。
テラス(ただし4人/席まで)。※店舗の露天部分
○低リスクのスポーツ種目。
○最大4人の屋外での運動。
○グループレッスン抜きのスポーツジム。

今週からレストランやカフェのテラス席が再開し、わが家も何度か外でのお茶や食事を楽しみました😋 街にも活気が戻ってきた感じです。

4/19からはいよいよ大学での対面講義も再開するようです。とは言え、オンラインを希望する学生にも合わせて、基本的には「対面+オンライン」のハイブリッド型での対応になる模様。滞在先ISEGの先生たちは準備の大変さを心配しているようでした。このあたりの事情は日本の大学と似ていますね。個人的には、オフィスに出勤する“同僚”が増えるのが楽しみです!


4/4(日)
Happy Easter!イースターということで、近所の教会までお散歩。この時期のリスボンは雨があまり降らず、基本的に毎日良いお天気。同じように坂が多い港町の長崎には雨のイメージがあるけれど、こちらは嬉しいことに快晴続き。というわけで、「リスボンは今日も晴れだった!」状態を満喫中😏

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4/5(月)
朝はエコノミクスデザイン(EDI)のミーティング。海外にいてもこうして日本と繋がっていられるのはありがたい。けれど、仕事から「決して逃れられない!」という気にもなってくるので、そのへんの良し悪しはある(苦笑)

Jさんからポルトガルの経済学会が主催するカンファレンス「PEJ2021」の締切が今日だと聞いて急いで論文を投稿。おすすめされた、こちらのVirtual Seminarも初視聴。米国東海岸時間のお昼、リスボンの17時開始でちょうどよい時間帯。報告30分+質疑応答15分、全部で45分と短めなので、専門から遠い話題でもダレずに聞ける。とりあえず、しばらくは毎週聴いてみよう。

今日からレストランの店外営業が再開。さっそく楽しそうにテラス席で食事やお酒を楽しむ人の姿が。やはり街はこう賑わってなくっちゃ!

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4/6(火)
今朝も朝食の前にEDIのミーティング!日本の夕方がこちらの朝なので、この時間帯にミーティングを入れるとうまく早起きできるのでイイ感じ。

午後は続けて3件の研究打ち合わせ。お昼過ぎから東京にいる共著者のGさんとリモートで、その後にISEGのオフィスに出勤してJさんと対面で、帰宅して夕方からは米国西海岸にいる共著者のKくんとリモートでそれぞれ打ち合わせ。Jさんとは、マッチングの理論モデルでお互いの関心がオーバーラップする問題を見つけたので、滞在中に何か成果が出せるかも。

他に抱えている仕事や締切が少ないおかげで、日本にいるときよりもがっつり研究に集中できる。在外研究/サバティカルはかくあるべし、という模範的な1日だったなぁ。

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4/7(水)
先週の木曜日にぶつけた額の傷があまり治っていないので、Jさんに付き添ってもらい、最近できたばかりという私立の大きな病院へ!コロナ・リスクへの対応のため、一人で看護師や医師と面会しなければならずにちょっと心配だったけど、みなさん英語が堪能で全く問題なかった。順調に回復しているらしく、病状を丁寧に説明してもらって消毒をして終わり。早めの時間に行ったのが奏功したのか待ち時間も短く、快適なリスボンでの初病院体験になった。(今後はできればお世話にはなりたくないけれど…)

予想外のトラブルのおかげで、結果的に少しサバイバルスキルが上がったかも。とりあえず、自分や家族に何が起きても(起きて欲しくはないけれど)なんとか暮らして行けそうな自信は付いた気がする。この歳になっても、ドキドキする新たな体験ができたので、得をしたと思うことにしよう(違)

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4/8(木)
阪大の教え子から、「投稿していた論文がアクセプトされた」とのめっちゃ嬉しいお知らせ♪ 彼のお祝いを兼ねて(?)、お散歩中に見つけた良さげなポルトガル料理屋さんではじめて外食ディナー!

それにしても、日が沈む前から飲み始められるのは贅沢。(サマータイムのおかげで19時過ぎくらいまではしっかり明るい) ポルトガル風ステーキ、謎に旨いバカリャウ料理、皿の上で炙るイワシなどを堪能。こちらの食事は(ポルトガル料理以外のジャンルも)味付けが全般的に薄目なので、日本人の舌に合う印象。毎日外食でも、飽きないし胃も疲れないかも(笑)

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4/9(金)
朝は共著者のIさんとミーティング。午後から日本大使館にでかけて、息子の教科書を頂いた(日本でゲットし忘れたのですごい助かった)。その後で家族と別れてISEGに出勤し論文執筆。夜に、Jさんに紹介してもらった同僚のSさんにはじめて会う。お互いの研究やコロナ禍の過ごし方、メディア活動との付き合い方(Sさんは定期的に新聞コラムの寄稿をはじめ、いろいろとメディア出演をしているらしい)などを語り合い、というかグチり合ったw 国や言葉が違っても、境遇が似ていると簡単に共感できる気がする(苦笑)

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4/10(土)
日本にいたときからビザ申請などでお世話になっていた、ポルトガル在住のエージェントであるSさん(日本人)と、その同僚であるGさん(ブラジル人)とお茶としながら面会。こちらでのお役立ち情報を教えてもらいつつ、来週から本格的にスタートする新居探しの作戦会議。

ポルトガルはきちんとルールに従うマジメな気質な人が多く、ほとんどの場所で英語が使える(しかも発音が綺麗で聞き取りやすい)のが特徴らしい。これは、英語のテレビ番組や映画を吹き替えではなく字幕で見ることが標準的(ちなみに、スペイン、イタリア、フランスあたりは吹き替えが標準)、という事情も影響しているのかも。

あっ、そうそう。こちらでは仕事でもプライベートでも、コミュニケーション用にWhatsAppをみんな使っている。というわけで、僕らも出国前に日本でインストール。アプリ自体も軽いし、PC用アプリからも操作できて便利!Google MapやUberEatsもそうだけど、こうしたスマホアプリのおかげで海外での心労が大きく減ったのはありがたい。まあ、同時にドキドキ感もなくなった気がするけれど、それは病院体験をしたので良しとしよう(苦笑)

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