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【エンタメ日記】『ゴジラ-1.0』『でぃすぺる』『おもしろ同人誌バザール神保町』2023/11/03~11/05

2023/11/03(金・祝)

【イベント】おもしろ同人誌バザール神保町

新刊「邦画の値打ち2023」のお披露目。初のアネックスのほうで、まさかの誕生日席だったが、たいして売れもせず。全部で7部、うち新刊4部。おもバザは売れる時と売れない時の差が激しい。同人誌即売会に売り手として参加してから早6年、確実にわかったことだが、「すごく話しかけてきて会話が盛り上がる人」は、まず買わない。

2023/11/04(土)

【邦画新作】『ゴジラ −1.0』山崎貴監督

どうやら巷では人間ドラマへの批判が強いが、個人的には肝心のゴジラ描写での失望が強かった。開始数分でゴジラをあっさり見せてしまう単調な構成。ゴジラが現れる全てのシーンがそうなのだが、かなり引いた斜め上からのカメラ視点により、観客にゴジラの全体像を細かく認識させている。これでは、事態がわからず戦慄するその場の人間の気持ちは伝わらない。VFXへのこだわりを誇示するには、神の視点とならざるを得ないのだろうか。
冒頭シーンでは、ゴジラが人間を噛み咥えては放り投げていた。しかし翌朝、並べられた遺体は人間の形状を保持している矛盾。また、熱風をくらって吹っ飛んだはずの浜辺美波が、包帯を巻いているだけで肌に傷も火傷もない。遺体を並べるのは「これだけの数が死んだんだぞ」と画で表すためだし、浜辺美波の肌が綺麗なのもアレを際立たせたいからだろう。意図はわかるのだが、そのためには現実的な矛盾をいとも簡単に無視できるのが山崎貴監督の作家性だと、本作で判明した。これは、今後山崎作品に接するうえで、重要な指針となりうるはずだ。

【ミステリ小説】『でぃすぺる』今村昌弘

デビュー作『屍人荘の殺人』によって「ミステリ冬の時代」を終わらせてくれた救世主の新作。小学生トリオが壁新聞を作る名目で殺人事件と怪談の謎を追ううちに、事態はどんどんと膨らんでいき、ついには町ぐるみの強大な勢力の存在が浮かび上がってくる。自分たちが大人からどのように思われているかと気づくことをもって、小学生にとっての最大の成長としている。その点において、極めて正しいジュブナイル。またそれは同時に、「こんなにも世界は酷いのだ」と無意識に願っている一定数のミステリ愛好家への痛烈なカウンターにもなっている。

2023/11/05(日)

【競馬】第61回アルゼンチン共和国杯

3着同着で助かったのだが、三連複が当たってトリガミなのは何でなんだ?

【みんはやフリーマッチ】

2週間分の時事クイズ。どうやら「角田祐毅」は有名らしい。意外と「福田淳」の正解率が低かった。下の名前の読み方が間違われているせいもある。正解者ゼロだったのは山田太郎の後任である「本田顕子」。
近日中に問題と解答を別ブログにUPします。


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