ブラタモリ、化学+化学基礎

「ブラタモリ2 富士山 東京 上田・沼田」
 ブラタモリはnhkの放送する旅番組だ。地学に精通したタモリさんが、断層や暗渠、石の種類を言い当てながら、歴史や文化を読み解く。今はテレビがないので見ていないが、実家に住んでいるときはよく見ていた。

 これを読んだ動機は単純で、富士山と東京に行きたいから。
 東京駅の中にある不以前な勾配、富士山の下に埋まる三つの山など、地学ネタが満載。包括的な知識を得られる資料というわけではないが、好奇心は掻き立てられた。

 ゴールデンウィークは東京に行くつもりなので、東京に関する本は他にも読んでいきたい。

「シグマベスト 化学+化学基礎」
 タイトル通り高校化学の参考書。以前、「遺伝子」という本を読んだのだが、そのときに化学関係の知識が弱いことを実感したので購入。4ヶ月ほどかけて高校化学を総復習した。復習といったが、高校時代は物理と科学をとっていたので化学自体はこれがはじめて。
 しかし化学基礎のほうも忘れている内容が多かった。といっても直接役に立つのはごく一部だが。化学のほうも無機化学はいらないので飛ばした。

 原始の結合、分子の性質,酸塩基、化学平衡、有機化学、これらは役に立った。「遺伝子」の中でワトソンとクリックがDNAの構造を研究するとき、最初の案では分子が安定しない、という問題があった。読んだ時は「分子の安定? はあ?」って感じだったが、電荷を考えれば理解できる。正しいDNAは二重螺旋の中で塩基同士が水素結合をすることで安定している。水素結合は分子内で電荷がプラスに傾いているところと、別の分子のマイナスに傾いているところが惹きつけ合うことで安定した状態になる。

 生物関連の本は一昨年から読む量が増えた。一番気になるのはやはり生命の誕生だ。そのためにも化学平衡などは理解を深めるべきだろう。結局は原始地球の海で起きた化学反応の結果なのだから。

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