今朝の月 パート2(140字の小説)
朝焼けがオレンジの色に海を染める。
希望の光にも似た鮮やかなスポットライト。
静かに昇り征く太陽。
空に浮かぶは、うっすらと
消えることのできない哀れな月。
「夜の主役は月だけど、朝の主役は太陽さ。
早く去りなよお月様」
と、無情に言う僕だけど、
僕もきっと言われるな。
もう直ぐ定年の、僕だから。
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朝焼けがオレンジの色に海を染める。
希望の光にも似た鮮やかなスポットライト。
静かに昇り征く太陽。
空に浮かぶは、うっすらと
消えることのできない哀れな月。
「夜の主役は月だけど、朝の主役は太陽さ。
早く去りなよお月様」
と、無情に言う僕だけど、
僕もきっと言われるな。
もう直ぐ定年の、僕だから。
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