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行間を読むって難しい😓(464字)

「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪降り積む
 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪降り積む」
誰の詩だったか思い出せないが、高校生の時教科書で
読んだ事がある。
その当時の私は、この詩の意味が全く理解出来なかった。
また、「こんなの詩とは言わんだろう」とも思っていた。

私も二人の息子を育て終えた今、この詩の意味を理解できた。
たった二行の詩の行間に秘められた想い。
本当に凄い詩だと感じた。

また、同じ様にこの詩もあった
「墓の裏に周る」
この詩も同じ作者だろうか?
僅か一行の詩である
この詩も意味が理解出来なかった。
「かくれんぼでもしているのか?」
と、その当時はこの詩を揶揄っていた。

だが、年齢を重ねこの詩の意味が理解出来た時、
物凄い感動と作者の優れた才能と人生経験の深さに驚きを覚えた。

「行間を読む」と言う言葉を良く聞くが、まさにそうである。
だが、一行の詩には行間すら無い

今、何故か20字や54字や140字の小説が流行っているが、
その行間をどの様に表現できるか?
そんな簡単な事では無い様に想う。
特に私には無理であろう。
仕方が無いので、笑いだけでも取りに行く。

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