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殺人ロボット(3)

3
「目隠しを取りなさい」と、機械音の声がした。
恐る恐る目隠しを外す僕。
辺りを見渡したが、照明も無い暗い部屋だ。
見える物は、無い。
ただ壁には光る物が見える。
そこには上半身が写る他人の映像が映し出されていた。
「君を分析したが、実に素晴らしい才能の持ち主と我々は理解した。君を訓練して行けば、私達の希望も叶えられるだろう」

と、一方的に言われる。
僕は何の事かわからないけど、素晴らしい才能とは、何?と思いつつ嬉しかった。

「これから、君を訓練する。訓練の期間は、
2年ぐらいだ。もちろん君に選択権は無い。
拒否したら、ここからは出られない。
お解りかな?」

…此処から出れないだと!殺されるのか?…
と、思いつつも私の腹は決まっていた。
報酬金を得る為には、訓練を受けるしか無い。

私は此処で訓練を受ける事になる。
辛い訓練が続いたが、
私は、冷酷な殺し屋として生まれ変わったのだ。
(訓練の内容はここでは記さない。
言えば私に死が訪れるからだ。でも、何も記さないと読書の人が困惑する。少しだけ伝えよう。)

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