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セピア色の桜(140字の小説)

虚な目に見えるものは桜の樹々
名も知らぬ人達とすれ違う
聞こえてくる会話に色を感じる

去年此処で観た桜
去年の桜は美しかった
二人で此処で写したね
今では想い出となった一枚の写真
捨てる事もできないよ

僕の見るものは全てセピア色!

貴女を失ってから僕の心はセピア色!

失恋って何故そんなに苦しいの?!


#青ブラ文学部

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