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殺人ロボット(1)

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僕は、24才のある中小企業の会社に務めるサラリーマン。
従業員260名ぐらいであるが、私には満足出来る会社である。
だが、僕はある上司からパワハラを受けている。
それも陰湿で何度も何度も、虐められている。
仕返しをしてやりたいが、その勇気も出せない
臆病で根暗な男。
会社から離れる事は出来ない。

僕の名前は石田太郎
平凡の中の平凡な名前。
顔も平凡。薄ぺっらい顔。
一度ぐらい会っても覚えてはもらえない、営業に不向きな顔。
僕はさほど目立つ事も無く、学歴も偏差値の低い大学を卒業。
出世の希望はあまり無い。

恋人は居ないけれど、片想いの人ならいる。
今年入社したばかりの純情可憐で可愛い18才。
誰からも愛されるだろう、そのあどけない無邪気な笑顔。
僕の心は鷲掴みにされてしまって、あの娘から動かすことが出来ない。

彼女の名前は、大塚愛子。
私から告白もできないので、
そっと見てるだけ。
時々、彼女と会話するけれど、
照れて上手くは話す事が出来ない。

彼女の頼みは積極的に聞いてあげる。

彼女の微笑みが見たいから。
「ありがとう」の言葉が聞きたいから。
僕の秘めた想いが届けば良いが、希望は薄い。

「こんな事では僕の人生、暗いなぁ
何とかしないといけないな。」
と、いつも思っているんだけど、マンネリ化している僕だった。

僕の特技は射撃。
ライフルを使えば、ほぼ百発百中。
何故、こんなに上手いのかわからないのだが、
ドラえもんに出てくるのび太も凄い腕だった
と、記憶している。

ただ、ライフルといってもゲームセンタのバーチャルゲーム。
本物のライフルなんて見た事も無い。
まあ、そんな事はさて起き、
本章に入っていこう。


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