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おばけ屋敷 #ボケ学会(1分で読める小説)

僕に念願の恋人が出来た。
だが、まだデートもろくにしていない。
恋人との距離を近めるのは、おばけ屋敷に
限る。自然と身体が触れ合う事を期待して、
僕は恋人をおばけ屋敷に誘う。
ここ店のおばけ屋敷は、怖いという評判だ。
手が込んだ特殊メイクで人を驚かす。

おばけ屋敷の中に入ると、恋人は僕の腕にしがみついてくれる。
作戦成功。
だが、ここにあるおばけ達は、かなり怖い。
メイクに特徴があり、一見すると本物のおばけや妖怪に見えるのだ。
僕は、恐怖と驚きで疲れてしまった。

やっとの思いで恋人と二人、出口の近づく。
外に出ると、スカウトマンが鎮座している。

恋人がスカウトマンの目に止まる。
「ここで働きませんか?貴女なら特殊メイク無しに
稼げますよ。すっぴんでいけます。」

この店は風俗店よりも稼げるらしい。


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