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秘密(15)(2分ぐらいで読める小説)

15
みんなと再開するのは、半年ぶりである。
一番最初に入ってきたのは、テレポーテーションのチャラ男である。
挨拶もすることも無く、私の後ろに立っていた。
「良い部屋ですね。羨ましい。買ってもらったのですね。
デスラー様に・・・。良いな(^^)〜。僕も欲しいな〜」
と、甘えた声を僕の耳元で発してくる。

「なんだ!ビックリするだろう。」
と、僕は睨み付けるが、チャラ男は知らぬ顔でソファーに座る。

続々と仲間達が集まり、デスラー以外全員集合となった。

みんな、修行をしていたのか、表情が明るく
この部屋の快適さを、みんなが褒めてくれる。

一人だけ、服だけの人が居る。
透明人間の女だ。

「私のおかげよ。みんな私に感謝しなさい。
コウソン君は特に感謝しなさいよ」
と、声だけ聞こえてくる。

千里眼の千田君は今回はメガネを掛けていない。
修行の効果があったみたいで、老眼は解消されたみたいだ。
「もう直ぐ、デスラー様がきますよ。みなさん拍手で迎えましょ!」
ミカコが口を挟む。

「ミカコさんは、耳が優れているみたいで、遠くの音まで聞こえるんですね。」
と、読心術の石田がミカコの心を覗きこむ様に言う。

「そうなの、私耳がよく聞こえるの。
お陰で私の悪い噂も聞こえてくるのよ。そしてね、夜うるさくて眠れ無いのよ。
困ってしまうのだけど、
私を褒めてくれる声も聞こえてくるのよ。」
と、嬉しいそうに話すミカコ。
そんな個人的な事は、どうでもいい。
だが、遠くまで聞こえる能力は戦力になるだろう。

ドアのチャイムがなる。
デスラー様の登場だ。
全員の顔に緊張感が漂う。勿論、一人を除いてではあるが。

私はデスラーを迎えにドアまで行った。

ドアを開け、挨拶交わした後、私はデスラーを部屋に案内した。
拍手で迎えられるデスラー。

「君達の顔を見て、私は安心したよ。
相当修行を積んだみたいだね。僕には解るよ。(^.^)・・・。
ちょっと、そこの透明人間、拗ねてないで姿を現しなさい。
今日は君にプレゼントを持って来たから・・・」
と、不機嫌そうに透明人間に向かって言うデスラー。

「プレゼントですって!」
明るい声を出し、姿を現わす雪村さとみ。

「そう、君が要望していた服だ。この服を着ていたら服も透明になる。
また、服の形も自由自在に君の想う様に変化する。
これで君はいちいち、服を脱がないで済むよ。
風邪もひかないよ」
と、紙袋を雪村さとみに手渡す。

「でも、下着はどうなるの?消えるの・・・」
と、低い声で言う、雪村さとみ。
「・・・・(゚∀゚)」
言葉に詰まるデスラー。

「裸の上から着ればいいんじゃないかな」
と、チャラ男が言う。

「そんなの嫌よ」
と、怒る雪村さとみ。

「今度までには用意するよ」

と、汗を拭きながら答えるデスラー。
「一枚だけじゃ駄目よ、最低5枚よ、ブラもね、お願いよ。」
と、リクエストする女。
(ブラのサイズは想像にお任せします)

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