見出し画像

蟻の姿(140字の小説)

日差しを浴びながら、チョコのカケラが溶けていた
速やかにチョコを運ぶ、蟻の姿
「暑いのにご苦労様」と、蟻に伝えたい

傍で見てる私は、年金暮らしの無職人

何処かに大金が落ちていれば、
私は、人目を盗んで拾うだろう
私も速やかに運ぶだろう。

こんな卑しい事を考ている。
これが私の、ありのままの姿だ。

#シロクマ文芸部

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?