ある日、私は“障害者”になった。~その3
そんなこんなで、暇だったり呆然としている間に退院の運びとなった。
相変わらずBNP値は700〜800程度と高水準だが、主治医の判断により11月下旬の退院となる。入院してからほぼ2ヶ月半経過していた。
話は少し変わるが、私のかかっている大学病院はかなり規模が大きく、そのおかげでソーシャルワーカー(以下SWさん)さんとほぼ待機期間なしで面談することが叶った。SWさんが言うには長期療養が必要な病気なので、身体障害者手帳(4級)と障害年金(2級に該当するだろうとのこと)、医療費がかなり高額になりがちなので特定疾患(指定難病)受給者証も併せて申請した方が良い旨アドバイスを頂くことができた。実際にSWさんの言う通り身体障害一種4級、年金2級、特定疾病の受給者証の認定を受けることができた。
話が少し逸れるが、特発性拡張型心筋症の受給者症を持っている人は日本全体で7位、およそ2万8000人ほど。一番多い潰瘍性大腸炎の16万8000人と比較すると少ないが、それでもものすごいマイナーというわけではない。
また障害者手帳のルーツが傷痍軍人が必要な行政サービスを受けるために整備されたことに対して、特定疾患の受給者証はスモン薬害(50年ちょっと前に多用していた整腸剤・キノホルム使用に伴う神経障害)をルーツとする。つまり、各々の手帳受給者証は全く独立した別のものだ。
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