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モデル分析:エーザイ(4523)

エーザイについて、考察をします。
コロナウイルスという、人類の脅威が生活を大幅に変えてしまったことから、製薬業界に注目していました。
私の重点投資案件としては、アビガン開発を担う富士フィルムが一つあるのですが、エーザイも、敗血症薬候補の新薬に効果がありそうで、開発中止案件を復活させたということですから、こちらにも注目したいと思います。

なお、投資される場合は、自己責任でお願いします。
いかなる責任も負いかねます。


概要について

四季報によると、エーザイは、以下のような特色の会社です。

【特色】 国内製薬4位級。
神経系、 消化器系、 抗がん剤に強みを持つ。
1936年創業で国内初のビタミンE製剤を発売、 現在もビタミンBを主成分とする一般用医薬品 「チョコラBB」 が有名。
主力の医療用医薬品では1997年に発売した認知症薬 「アリセプト」 が大型製品に成長。
2018年3月には米メルクと戦略的提携。
現在はこの提携をテコに、 自社創製の経口抗がん剤 「レンビマ」 がグローバル製品として成長中。
アルツハイマー型認知症薬の開発を続けている。

医療用医薬品が事業主体です。
コロナウイルスの関連医薬品では、開発中止の敗血症薬候補を新型コロナ重症患者向けに再開発しています。
6月には治験を開始し、年内終了目指しています。

しかし、新薬の治験開始が複数重なり、更に新薬の立ち上げ費や認知症薬の発売準備費などが、利益を圧迫しているようです。
発売準備の経費は、次に利益に転換できそうですから、マイナスではありません。
新薬の立ち上げや新薬の治験開始などの費用は、必ず利益に繋がる確証はありませんから、リスクはあります。


エーザイ株価

株価の大きな流れは、一度下げて右に上がって見えますね。
認知症薬 「アリセプト」 が医療用医薬品の主力製品に成長したことが、大きいです。
これまでの研究開発費を回収すると共に、利益を上げる主力商品となるでしょう。


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