希少な台湾産ワイン! 南投県埔里、中央山脈が目の前に広がる「Weightstone 威石東」のワイン農園へ
少し前のことになりますが、日本の皆さまにも知っていただきたい台湾産ワインの話を書き残しておきます。
「これは、台湾産のワインなんだよ」
と言って紹介されることが多かった「Weightstone 威石東」のワイン。
最初の頃は、「この亜熱帯に属する台湾で、ワイン農園なんて!」と信じられませんでした。
ワインリストの中で見るとかなり高級なお値段ですが、皆、真摯に応援しています。
台北にある老舗フラワーサロン「Salon Flowers」オーナーの嶺貴子さんもそのうちの一人。長年、サロンで「Weightstone 威石東」を小売販売されています。
迪化街にあるカフェ「COFE」を取材した時にも、オーナーで食通の顧瑋さんがお店で「Weightstone 威石東」のワインを取り扱われていること、そして「COFE」で販売されているチョコレートのラインナップの中に、「Weightstone 威石東」とコラボレーションしたものがあることを教わりました。(Pinkoiで買えます)
日本が引き入れた台湾のワイン産業と、「Weightstone 威石東」の物語
台湾のワイン産業のはじまりには、実は日本が関係しています。
日本統治時代に日本が台湾へワインを引き入れ、ワイン農園を作ったりして発展してきたそうですが、台湾政府がワイン産業への補助をストップしてからは、なかなか前進や継続が難しかったとのこと。
そんななかでも「Weightstone 威石東」の創業者である楊文彬さんは、台湾で研究開発された「Musann Blanc」という品種に出会ったことがきっかけで、台湾産のワイン作りに挑戦されることを決め、ナパバレーから技術支援を受けながら、土壌の有機改良や、地下排水管の整備などを行い、この農場を築かれたのだそうです。
名前の「Weightstone 威石東」は、この地で3000年前(!)の石器時代に行われていた網漁用の網の重石として使われていた石が発掘されたことから名付けられたのだそうです。
南投県埔里、中央山脈が目の前に広がる「Weightstone 威石東」のワイン農園へ
そんな「Weightstone 威石東」のワイン農園は、南投県埔里、中央山脈を目の前にした、海抜480メートルの場所にある傾斜8%・4.6ヘクタールの場所にあります。
普段は一般開放されていないものの、このワイナリーを長年応援されているというご縁から、嶺貴子さん主宰のフラワーサロン「Salon Flowers」がとてもスペシャルなワークショップを例年開催されています。
毎年、エントリー開始とともに即完売・ウェイティングができるほど人気のワークショップですが、今年は念願かなって参加することができました!(しかも、青木由香さん、片倉真理さんと一緒に!)
「Weightstone 威石東」のワインは台湾の美食界からも熱く支持されていて、ハイエンドなレストランや、食のセレクトショップでも取り扱いがあります。ただ、自然栽培、手作り、サステナブルであることにこだわっているので、生産量がかなり限られます。
(ちなみに、2022年12月に宿泊した台湾の「星のやグーグァン」内のレストランのワインリストにも名前がありました。今もあるかどうかは分かりませんが…)
それでも、ただでさえ貴重な「Weightstone 威石東」のワインの中で、さらに希少なスパークリングワインなどをワイン農園の素晴らしい大自然の中でたくさんいただきました。
そして、ブドウの蔦や、農園に生えている植物を使ったリースを作るという、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。(貴子さんのおかげで!)
台湾を訪れたら、「Weightstone 威石東」のワインをぜひ
残念ながらワイン農園は一般開放されていませんが、ワイン好きな方がいらっしゃいましたら、「Weightstone 威石東」のワイン、ぜひお試しください。
「Weightstone 威石東」取り扱い店一覧
http://weightstone.tw/en/where-to-buy/
台北市内だと、ナチュールワインを数多く取り扱うワインバー「Dancing Elephant Wine Bar 跳舞大象」で飲めたりもするようです。
「Weightstone 威石東」
Webサイト:http://weightstone.tw/
Facebook:https://www.facebook.com/weightstonewine/
Instagram:https://www.instagram.com/weightstonewine/
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