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「血がつながっていなくても家族、台湾の習慣「乾親(ガンチン)」(日経ARIA連載)
『日経ARIA』での連載、9回目となる今回は、血がつながっていなくても家族になる台湾の習慣「乾親(ガンチン)」について書きました。(2023/09/20公開)
この「家族ではないけれど、家族のようなつながりが社会に存在する」というフレキシブルさこそ、台湾社会の多様性そのものであるように思います。
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以下に一部を抜粋:
この「家族ではないけれど、家族のようなつながりが社会に存在する」というフレキシブルさが台湾社会の多様性そのものであるように思う。
血のつながりがある人だけでなく、社会全体で子どもを育てられるというのは、子育てしている保護者やその子どもだけでなく、巡り巡って社会にとってもプラスに働くような気がしてならない。
核家族化が進むとどうしても「自分と家族さえ良ければ、それでいい」となってしまいがちだが、家族の外に大切な存在ができることで、社会に貢献しようといった気持ちが芽生え、社会の課題が決して人ごとではなくなる。
家族とその周囲の境界線があいまいであることによって、過去の私のようにシングルマザーとして奮闘していても、「この社会では孤独になることがない。なんとかやっていけそうだ」と思えた。
現代でレジリエンスの大切さが説かれるようになって久しいが、台湾社会のレジリエンスの強さは、まさにこういうあいまいさから育まれているようにも感じる。
「血がつながっていなくても家族、台湾の習慣「乾親(ガンチン) 家族と社会の境界のあいまいさが台湾社会のレジリエンスを育む」(日経ARIA連載)
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