フーワンチョコレートが台北にチョコレートカフェをオープン!
日本でも大人気の台湾発Bean to Bar(ビーントゥバー)チョコレートブランド「フーワンチョコレート」。
台湾最南端の屏東(へいとう)で栽培された台湾産カカオと、台湾産の農作物などの食材を使用したさまざまな試みで、世界的コンペティションで数々の受賞歴があります。
過去に雑誌『Pen』で取材した時の記事:
チョコレートカフェがオープン!
台北101の直営店に加え、今日10/17より大安・東豐街にチョコレートカフェがオープンしました。
リール動画もぜひ ↓
台北101店と同様、店舗デザインは国際的なビジュアルアーティストの鄒駿昇(Page Tsou)さんが手がけられています。
(鄒さんは、絵本『捉迷藏』(Hide & Seek: The Search for the Clouded Leopard)は、2023年「ボローニャ・ラガッツィ賞」選書100(BRAW Amazing Bookshelf Selected)に選出されているほどの実力者!)
鄒駿昇さんは店舗デザインだけにとどまらず、この店舗のために一つの絵画を創作されたのだそう。
ある日、屏東の檳榔(ビンロウ)林の中に空から降りてきたカカオ。静かな午後が急に騒がしくなってきた…という、チョコレート界のサードウェーブが表現されているのだそう。
店内ではチョコレート類の販売のほか、カフェコーナーではコーヒーやアイスクリーム、パンやパイナップルケーキ、軽食類がいただけます。
パンの世界チャンピオンに輝いたことのある高雄の王鵬傑さんによる各種パン、台湾初のイギリス式手作りチーズ工房「慢慢弄」の台湾チーズ。
また、チョコレートドリンクのために開発したマグカップ(台湾最南端の陶芸工房「寶島窯」の殷福志さんデザイン)とオリジナルグラス(春池ガラス製造)など、台湾でサステナブルを目指す人々とのコラボレーションを実現されていました。
「フーワンチョコレート」は近年、自社だけではなく、台湾各地のブランドや農家さんたちと熱心にコラボレーションされていて、台湾という土地がサステナブルであることができるよう注力されています。
2021年の秋に発売したチョコレート・エッグロールは、台湾の辺境で暮らす新住民(台湾人と結婚し、海外から台湾に移住してきた人々のこと)のお母さんが手作りしているものだったり、玉蘭花やバラ、鉄観音茶などを台湾の農家さんから仕入れ、チョコレートに使用するなどされています。
今日の新店舗お披露目会にも、そうした農家の方たちがいらっしゃっていて、関係を大切にされていることが窺えました。
なお、オープン期間限定で、コーヒー焙煎の世界大会(WCRC)で優勝実績がある台湾の賴昱權さん率いる「握咖啡Oh!cafe」とコラボしたメニュー「握88%C²Rチョコレートラテ(ローズまたはラムの2種)」を提供されているそう。
店舗情報:
福灣巧克力Café台北大安店
Fu Wan Chocolate Café - Taipei Da'An
住所:台北市大安區東豐街69號1樓(Googleマップ)
電話:+886 2 2706 2228
営業時間:11:30 - 19:30
火曜定休
※営業時間や定休日は変更になる可能性があるので、事前にご確認ください。
こちらでいただいたサポートは、次にもっと良い取材をして、その情報が必要な誰かの役に立つ良い記事を書くために使わせていただきます。