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「第10回駅弁味の陣2021」の受賞駅弁が決定

JR東日本の12月20日発表によれば、JR東日本管内の駅弁No.1を決める「第10回駅弁味の陣2021」の受賞駅弁が決まった。記念すべき第10代の「大将軍」には「ワインのめし」(1500円、山梨・丸政)。テーマは「オードブル風」で、B級グルメ選手権で優勝した「甲州鳥もつ煮」をはじめ、甲斐サーモン、甲州富士桜ポーク、ほうとうなど、山梨県自慢の料理9品目で構成されている。総合2位に当たる副将軍には、にしんと数の子がメインな「にしんめし」(新潟)。過去9回の大将軍と副将軍から選出される「駅弁10周年記念賞」は「鶏めし弁当」(900円、秋田・花善)が歴代王者として選ばれた。フランスのリヨン駅構内でも販売を開始して好評を博している。他には初陣賞、味覚賞、盛付賞、掛け紙賞などの各賞。
 エントリー制で過去最多67の駅弁がノミネート、投票期間は10月1日〜11月30日。審査は駅弁の「味」「盛付」「掛け紙」の3項目を4段階で評価し、その平均値に駅弁ごとの投票数を加味して算出した値。ちなみに総投票数は3万6454票で、昨年の投票の1.6倍強と過去最多。来年1月14日から、受賞14駅弁でのイベント「宴」も計画されている(例年なら東京駅構内「祭」で開催)。コロナ禍の駅弁危機の中、JR東日本の企画担当者は「駅弁味の陣」を継続して10周年を迎えた。まさに 「駅弁文化を絶やさない」との見上げた信念の結実である。これまた来年1月7日から始まる京王百貨店「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」と併せて楽しみである。
https://www.ekiben-ajinojin.com

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