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早稲田電停を降りて、大隈講堂通りに漂う天ぷらを揚げる香り「金城庵本館」

都電荒川線の「早稲田」電停を降りて、大隈講堂通りを早稲田大学方面に向かう時に、いつも鼻をくすぐる芳しい匂い。それは天ぷらを揚げる香りである。強烈に惹かれながら、お店に入ったことはなかった「金城庵本館」。1919年創業というから、齢103歳の老舗中の老舗蕎麦屋。時代劇のような入口。お店の中は老若男女が混沌。中には師弟関係らしき組み合わせや、口角泡飛ばして夢を語り合う若い男どうしもいて、いかにも早稲田らしい学生食堂風なエネルギー。

 お店では「上カツ丼フェア」開催中で、いつもは1,130円が880円とお得。しかしオーダーは、お目当ての「天丼」@1,280。上は特上天丼@2,680、上天丼@1,780と切りがない。出てきた天丼は真っ黒。ツユが濃くて好みのタイプ。汁ダクでご飯にもよく染みている。ネタは海老🦐、イカ🦑、茄子🍆。海老は尾っぽが丼からはみ出す元気者。大好物のイカと茄子が組み合わされているところも『わかっているねえ』という共感。若干味つけが塩っぱ過ぎる気もしたが、胃袋に早稲田魂を注ぎ込んでご満悦。

https://s.tabelog.com/tokyo/A1305/A130504/13006144/


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